- 朝の延岡からのバスは浦城港を通らないので西浦城から歩く事にした。バス下車時、運転手に「どこへ行くの」と聞かれ「港まで」と言うと「朝はバスが無いからか」と納得していた。少し歩くと港へ寄る延岡行きの別のバスが通りががり乗せてくれた。おかげで港には予定より早く着く事ができた。
- 港では高速船より先に出るフェリーに乗る事にした。きれいな待合室で待っていると、女性従業員が島の地図とパンフレットをくれた。フェリーは客席はガラガラだったのに車は満載だった。
- 宇治港で下船して倉庫を見ながら歩き始めた。中学校前を通り「日井の浜」へ向かった。山道に入るところが少し分りにくかった。単に沢沿いに登っていけば良いだけだった。
- 峠までに一汗かいた。峠から右手に1~2分登ると白井峠展望所だった。少し草がうるさく、すっきりした展望は得られなかった。
- 峠から緩く下って平地に出ると、やがて「日井の浜」に着いた。目の前の「沖の小島」にはメキシコ女王の伝説が有り岸辺に十字架が建っていた。風が強かったので早めに休憩を切り上げた。
- 峠まで戻ると少し風が和らいだ。峠で右に曲がって稜線を登って行った。少し紅葉が見られた。トンビとカラスが鳴いていた。
- 緩く登って行くと縦走路に出た。十五番観音像が立っていた。右に曲がって縦走路を東へ進んだ。良い道だった。ヒダラ松峠まで来ると展望が開け海がきれいに見えた。ベンチが有り一休みした。
- ヒダラ松峠からは少し下りになった、左手へ「沖の平」への分岐を分けると、やがて中山崖展望所に着いた。高さ70mほどの崖の展望所からは白波の立つ荒々しい海岸の眺めがきれいだった。
- 十五番観音像まで戻り、今度は縦走路を西に進んだ。最後に一登りすると遠見馬山山頂に着いた。小さな灯台が建ちベンチが有った。景色を眺めながらコーヒーを飲んだ。海を進むフェリーが見えた。
- 下りは浦島港へ向かった。途中には観音像がいくつもあった。少しツツジが咲いていた。
- 島浦港の公園で休んでいると、自転車の男性に「今日は中学生が登山道の整備に行く予定だったけれど昨日の雨で滑りやすそうだったので中止にした」と話しかけられた。公園で将棋を指していた男性二人組から「席を空けたからどうぞ」と言われたので座らせてもらった。
- 帰りも高速船ではなくフェリーに乗る事にした。帰りも車がいっぱいだった。「乗り切れない場合は次の便で」と後からやってきた運転手が言われていた。
- 浦城港からの帰りもバス便がなかったので西浦城まで歩いた。バスに乗る頃は薄暗くなっていた。