- 雨が上がったばかりで、鳩待峠からの下りの木道は濡れていて滑りやすかった。右側通行らしく右側だけは、滑り止めが付いていることが多かった。山ノ鼻でテントを張った後、付近を散策した。牛首方面に歩いていくとヒツジグサが満開だった。木道の下にも咲いていた。テントは合計13張りだった。夕食前にワインで乾杯した。
- 二日目、テントに余分な荷物を置いて、朝霧の中を至仏山へ登り始めた。この道は登り専用の一方通行になっていた。途中の森林限界を越えたあたりからは、滑りやすい赤い岩が多くなった。鎖場も2箇所にあった。山頂近くになるとタカネナデシコやジョウシュウアズマギクが咲いていた。
- 山頂は霧だった。なかなか晴れないので下山し始めたところ、前衛峰まで来たらきれいに霧が晴れ、青空になった。尾瀬ヶ原や燧ヶ岳が見えた。オヤマ沢田代にはワタスゲが咲いていた。
- 鳩待峠経由で再び山ノ鼻に戻りテントを回収した。重たくなったザックを背負い、尾瀬ヶ原の木道を歩き始めた。竜宮の手前ではニッコウキスゲが満開だった。竜宮に着く5分程前に雷雨になり、竜宮小屋に駆け込んだ。雨宿りとの口実で、早くもビールを飲んでしまった。2時間ほど休んで、ようやく小降りになったので出発した。出発するとすぐに雨がやんだ。すっかり人のいなくなった雨上がりの木道を気分良く歩いた。
- 変わりやすい天気だった。下田代のキャンプ場でテントを張っている最中に再び雨が降り出した。雨がテントに当たる音を聞きながら、テントの中でウイスキーで乾杯した。テントは6-7張りだった。
- 最終日、雨は明け方にやみ、曇り空の中を出発した。しずくの落ちるブナ林の中を尾瀬沼に向かった。沼尻付近ではニッコウキスゲが咲いていた。少し寄り道して小沼湿原に行ってみた。キンコウカが咲いていた。メボソムシクイが盛んに鳴いていた。
- 尾瀬沼の北岸を経由して長蔵小屋まで行った。沼のほとりのベンチでゆっくり休んだ。最初見えていた燧ヶ岳は、やがて雲の中に隠れてしまった。
- 大江湿原のニッコウキスゲはちょうど見頃だったが、この年は極端な外れ年で、数が少なかった。尾瀬ヶ原のニッコウキスゲの方がきれいだった。
- 沼山峠でバスを待つ間、ビールで乾杯した。バスは月曜なのに混んでいて、1台で乗り切れず、御池までの間は2台に増発された。最後に北千住まで出て、寿司屋で祝杯を上げた。