- タクシーで大和静観園の先の除雪終了点まで入った。積雪は20-30cmだった。最初からワカンを付けて歩き出した。数日前の足跡が有った。午前中の降水確率は30%で、時折薄日が差す、まずますの天気だった。午後からは天気が崩れるとの予報だった。正面には、これから登る庄司山が見えた。
- 畑が終わると蒜沢(にんにくさわ)沿いの林道になった。足跡はいつの間にか無くなっていた。2号砂防ダムの横は少し広くなっていた。林道は時々わだちの所だけ水が流れて雪が融けていた。
- やがて林道の分岐が有った。右下に進むと1号砂防ダムの下に着いた。橋は見当たらなかった。水量は深さ5cm程度でワカンを履いたまま靴底を濡らしながら沢を渡った。登り返した所に入林届のポストが有った。
- ほとんど平坦な山腹を巻く道を進んでいった。薄日の差す静かな道だった。木の切れ目から函館山が見えた。
- 南西尾根末端に着くと1-2日前の足跡が有った。足跡は尾根をまっすぐ山頂から麓へと向かっていた。
- 足跡に従って南西尾根の夏道を登っていった。積雪は40-50cmだった。道は尾根のやや左側にジグザグに付けられていた。シラカバなどの潅木帯だった。標高450m付近で一休みした。
- 一休み後、少し登ると尾根の上に出た。平らで明るい雰囲気の所だった。少し進むと再び登りになった。木の片側から雪が吹き付けた様子で、右側を見ると白い森だったが、左側は幹の黒い森だった。少し急なところが有り、左側に2mほど迂回して通過した。
- 山頂には鳥居と小さな祠が有った。函館方面は木がなくて開けていた。雪雲が出てきて函館山は霞んでいた。三脚を使って記念撮影をした。山頂出発時には雪が降り出した。
- 雪降る中、尾根末端まで一気に下った。尾根末端で地形図を確認すると、まっすぐ足跡に従って進むと病院の近くに出ることが分かった。足跡に従って進むことにした。
- 森の中の道は緩い下り坂だった。なかなか標高が下らなかった。ようやく農道に出ると、すぐに畑になり一面の雪原になった。足跡は右に曲がっていた。病院の方角はまっすぐだった。足跡の無い農道を進んで行った。
- 真っ白な雪原で、この先に病院が有るのかしらと思った。やがて道は下りになり人家が見えてきた。除雪された車道に出て右に少し進むと森病院の入口に着いた。病院は少し小高い場所に有った。上まで登る気になれなかったので病院入口でタクシーを呼んだ。
- 本降りの雪に降られながらタクシーを待った。体が冷えてきた頃にタクシーがやってきて暖かい車内に入ることができた。