- バスを下車した時は小雨が降っていた。ザックカバーを付けて車道を歩き始めた。登山口が近付いてくると前方に雪彦山の岩峰が見えた。
- 登山口には車が28台駐車してあった。表登山道を登り始めた。岩の多い急登だった。展望岩で大天井岳付近の岩峰が見えた。雨は上がっていた。
- 展望岩からは植林帯のゆるい登りがしばらく続いた。斜面を横切るよう進むと下りの鎖場が有った。鎖場を過ぎると再び急な登りになった。
- 出雲岩はクライマーが多い様子で残置支点が目立った。出雲岩の基部を登ると、やがて太い鎖の登りが有った。岩の稜線伝いに鎖場を登った。鎖場を登り切り岩場を横切ると肩幅有るかどうかの狭い岩の割れ目を進む所が有った。更に鎖場を登って行くと先行者に追いついてしまい渋滞に巻き込まれた。
- 岩場の急坂を三点確保をしながら登ると大天井岳に着いた。30人ほどの登山者で狭い山頂はにぎわっていた。祠が有った。
- 大天井岳からは北へ三角点峰に向かった。岩尾根を少し下り、左手の樹林の中に天狗岩を見ると植林帯の道になった。三角点峰は植林に囲まれていた。登山者が7-8人休んでいた。
- 三角点峰から鞍部まで下ると少し黄葉が見られた。次の鉾立山は北側の展望が得られた。遠くの山は雲の中だった。手前には送電線が通っていて雰囲気は今一歩だった。鉾立山を出発するころにみぞれ混じりの雨が降って来たので再びザックカバーをつけた。
- ジャンクションピークの先で右手の斜面へ下って行った。沢沿いの植林帯の道だった。黄葉している木が多かったものの植林の倒木も多く、雰囲気は今一歩だった。雨はいつの間にかやんだ。
- 沢が次第に急になってくるとロープや鎖の下りになった。虹ヶ滝の右岸を下ったところで一休みした。
- 一休みしたところから沢を渡り、一登りして尾根を乗り越した。斜面を下る所で振り返ると紅葉と雪彦山の岩場との対照がきれいだった。
- 再び沢沿いの下りになり、最後に林道を少し歩くと元の登山口に着いた。車は13台になっていた。車道をゆっくりと山之内のバス停に戻った。空はすっかり晴れ青空が広がっていた。