- 橘バス停から歩き始めた。千羽ヶ嶽と拇指(おやゆび)岳が見えた。保育園の前を登って行くと、二人の園児に元気よく「おはようございます」と挨拶された。保育士さんからは「お気をつけて」と声をかけられた。
- 荒神社までは家の間の細い道だった。少し分かりにくかった。荒神社の右手から裏の車道に出て60mほど進むと登山口が有った。
- 照葉樹の森の登りだった。道は次第に急になり岩が多くなって来た。やがて大きな岩の基部、滝場に着いた。一休みした。
- 滝場から岩に沿ってロープの付いた岩場を登って行った。一登りすると六畳ほどもあろうかという広い岩棚に着いた。間近に拇指岳が見えた。海の眺めが良く草壁港が見えた。
- 岩棚の裏から樹林帯を通り、再びロープの岩場へと登って行った。最後に樹林帯になり、最高点の岩峰に着いた。山頂標識が無かったので更に先へ進むと数メートル低くなったところに三角点と山頂標識が有った。樹林に囲まれ展望が無かったので岩峰に戻って休んだ。岩の上からは海の眺めが良かった。Aさん持参の日本酒で乾杯し、蜜柑を食べながら休憩した。
- 下りは登りとは反対側に向かった。こちらの方は緩い山道だった。テープに従って下った。途中には見晴らしの良い場所が有り、海の眺めが良かった。振り返ると千羽ヶ嶽の山頂部が見えた。
- 373mピークの左側を巻いて下っていくと林道に出た。周辺は紅葉がきれいだった。一休みした。冷たい風が吹いていた。
- 紅葉を楽しみながら少し荒れた林道を下っていった。途中で右から清滝山からの遍路道が合流し、良い道になった。
- 粟地ダムまで下って休んでいると、登ってきた軽トラックの運転手に「清滝山からか」と声をかけられた。「千羽ヶ嶽から」と答えた。やがて道は住宅地の川沿いの道になった。振り返ると千羽ヶ嶽が見えた。
- 町の中を安田バス停まで歩いた。バス停前に佃煮屋が有ったので、お土産の佃煮と「新漬けオリーブ」を購入してからバスに乗り込んだ。土庄(とのしょう)港で帰りのフェリーを待つ間、小豆島のクラフトビールで打ち上げの乾杯をした。