- 能登二宮駅から小川沿いの車道を歩き始めた。まわりは田園地帯だった。曇り空だった。しばらく進むと二宮集落でスーパーとお寺が有った。集落外れからはダンプカーの通る道になった。採石場の横で一休みした。上の方ではパワーショベルが3台ほど採石作業中だった。
- 採石場が終わると谷が狭まってきた。周囲は植林帯だった。次第に回りの雪は増えていった。道がカーブして川を渡るところに「石動山4km」の標識が有った。一休みした。付近は積雪約20cmだった。少し寒くなって来た。
- 谷を離れ、山の左斜面を回り込む道になった。道はやがて左斜面から右斜面に切り替わった。道が数本合流した。いずれも除雪されていなかった。右手には石動山の南に連なる山々が見えた。雪がたくさん着いている様子だった。やがて二俣の分岐が有り、石動山の大きな案内板が有った。一休みした。
- 二俣からは石動山の旧宿坊の領域で、右に左に宿坊跡の広い平坦地が次々現れた。やがて石動山資料館に着いた。資料館は3/20まで休みで付近には人の気配は無く、カラスが鳴いているだけだた。トイレに寄った後、スパッツやストック、ワカンの準備をした。雨が降り出した。レインウェアを着た。車が2台、奥の集落の方へ入っていった。
- 雨の中、ワカンを付けて鳥居前の階段を登り始めた。鳥居をくぐると積雪20cm位の平坦な雪道になった。伊須流岐比古(いするぎひこ)神社の社殿の左を進み、左斜面を横切る道を進んだ。所々で水が流れているところが有り、雪が溶けて穴が空いていた。仁王門跡を過ぎると登りになった。
- ミズナラやブナの森を登っていった。急坂を登り終え、右からの道を合わせるとすぐ、社の建つ山頂に着いた。雪が溶けて地面の出ているところが少し有った。少し霧が出てきた。風も少し有った。社の軒下で雨宿りしながら昼食休憩にした。下を見ると霧に隠れそうになりながらパノラマ展望台が見えた。
- 下りは山頂直下の分岐をまっすぐ進みパノラマ展望台に向かった。小鞍部の分岐をまっすぐ進むと、やがて林道に出た。積雪は10-20cmだった。標識に導かれて林道を左側に進み、稜線に出たところで林道から離れて右折し稜線を登った。登りつめたところがパノラマ展望台だった。展望台は手すりが崩れていた。石動山山頂が見えた。
- 小鞍部の分岐に戻り、石動山資料館へ下った。吹きだまりの所では積雪は80cm位有った。
- 資料館で雨宿りしながらワカンをしまった。車道の下りでは次第に雨脚が強くなった。二宮集落に下山したときには、ずぶ濡れになっていた。予定では能登二宮駅まで歩くつもりだったが、バスが4分後に来ることが分かり、バスに乗ることにした。
- バスに乗り込んだときはザックの中まですっかり濡れていた。乾いていたのはザックの奥に入れてあった雨傘だけだった。濡れたレインウェアを脱ぐまで座席に座ることができなかった。運転手は我々が座るまでバスの発車を待ってくれた。