- 洞川温泉で稲村ヶ岳へ行くという4人組に会った。一緒にレインウェアを着たりザックカバーを付けたりして準備をした。小笹宿まで行く予定と伝えると時間がかかるでしょうねと言われた。
- 雨の中、大峰大橋では人も誰もおらず、薄暗い女人結界の門が不気味だった。
- 茶屋はすべて道をまたぐような作りになっていた。先へ進むにはどうしても茶屋の中を通らなければならなかった。しかし、今は誰もおらず、風の音ばかりで寒々としていた。
- 鐘掛岩付近でようやく雨はやんだが代わりにガスが出てきた。山頂付近では、置き去りにされたのか小犬が吠えながらついてきた。人は誰もいなかった。
- 小笹宿で乾いた場所を探してテントを張った。張り終わった途端にまた雨が降り出した。
- 翌日は4:15に起床した。テント内の温度は1度だった。テントをたたんでいるうちに雪が降りだし先に行く気がしなくなってしまい引き返すことにした。水くみは、真っ暗で戻れなくなるのではと考え、出発準備がすべて終わってからリュックを背負って行くことにした。テントはポールと布の間が凍ってくっついてしまっていてたたみにくかった。
- 山頂は昨日とはうって変わって雪景色になっていた。風の強いところでは樹氷がきれいだった。いつのまにかポリタンクの内側表面が氷だし水が飲みずらくなっていた。