夢は世界へ!! 山に取り憑かれた岳人!!

登山を始めて17年。穂高岳からヨーロッパアルプス、そしてマッキンレー(07年6月)へ。

酒井さんと言えば、ヨーロッパアルプス。夏休みはここ8年連続。現地のエージェント諸氏ともすっかり顔なじみ。マッターホルン、グランドジョラスなど登った山は十指に余る。更に、その足跡は全世界に及び、07年夏はマッキンレーに登頂。

元来じっとしていられない性格で、学生時代はサイクリングを趣味にしていた。自転車で東京から河口湖、山中湖と日帰りで回ったことは懐かしい想い出。

登山を始めたきっかけは上高地。たまたま山から下りてきた中高年登山者を見て、「自分でも登れるのではないか」と思ったのが始まり。
翌年の7月、満を持して登った穂高岳では山頂に湧く霧を見て不安を感じた。「大丈夫でしょうか?」との問いに、登山の素人と見破った管理人さんから「止めた方が良いですよ」と言われ、けなげにも諦めて引き返したことは、ほろ苦い想い出。
登山を始めたばかりの頃は、天気に関係なく毎週登っていたが、雨中の飯豊連峰の縦走とダイグラ尾根の下山が辛かったので、以来悪天候の時には決して山に登らない「青空山岳会」を自称。

トレーニングは15キロの荷物を背負い、登山靴に片足1.5キロの錘を付けて45分歩くことを週2〜3回。お住まいの春日部でザックを背負ってぎこちなく歩いている不審な人を見かけたら、酒井さんかもしれませんね。
一番の失敗談は、登山を始めて数年後の残雪期の蝶ガ岳。雪渓トラバース中に油断して200mほど滑落。ザックが岩に引っ掛かり九死に一生を得た。以来雪渓のトラバースには細心の注意を払っている。

一番のお気に入りの山は、朝日連峰。紅葉の素晴らしさに惹かれ、毎年秋に訪れている。海外はマッターホルン。2回目のヨーロッパアルプスで登った思い出の山。

今後の目標はヨーロッパアルプスの4000m峰の完登と南米の山。ヨーロッパアルプスはヴァイスホルンやエギーユ・ヴェルト、南米はペルーのブランカ山群に登りたいとのこと。将来はヒマラヤの高峰も視野に入っている。

(写真は十石山にてのスキー滑降。2005.4.10撮影)