- うす暗いうちに白砂山を出発した。稜線を北に下ると、すぐにやぶになった。平坦な台地になると雪が出てきて歩きやすくなった。沖ノ西沢ノ頭との鞍部への下りは、雪面が固く滑りやすかった。
- 沖ノ西沢ノ頭を越えて赤樋山との鞍部に来ると、右側が崖になった。鞍部からの登りは南面のため雪が無く、やぶこぎになった。赤樋山を越えた鞍部からの登りでは、更にやぶがひどくなった。踏み跡もほとんど分からず、木や笹を手で引っ張って体を持ち上げるような感じになった。
- 二つほど小さなピークを越えると勾配がゆるくなり雪が出てきて歩きやすくなった。そのままゆるい坂を登っていくと佐武流山山頂に着いた。快晴で、苗場山,越後駒ガ岳,平ガ岳,燧ガ岳などが見えた。
- 山頂からの帰りは、やぶが下り、雪面が登りになった。登りでは日の照り返しが強く、疲れが倍加した。
- 白砂山に戻った時には暑さで水を2リットル飲み干していた。少しガスが出始めていた。予定より早く白砂山に着いたので、このまま下ることにした。
- 堂岩山への登り返しはとても疲れた。堂岩山を超えて雪渓を下り、水場に来て元気を取り戻した。駐車場手前の沢を渡る付近ではショウジョウバカマが咲いていた。駐車場に着いた時は霧が出て涼しくなっていた。