- 飯能駅から歩き始めた時は風が強かった。線路沿いの道を行く予定を、風が強いので商店街の中の道に変更した。商店街でも旗がちぎれそうにはためいていた。商店街の終わり近くで予定の道に戻った。
- 入間川を渡ってから、車道を龍崖山公園にある登山口に向かった。途中から交通量の多い車道になった。登山口では風が山でさえぎられて少し和らいだ。日なたのベンチで一休みした。
- 登山口からは少し植林の混ざる雑木林になった。落ち葉が多かった。風も少なくなって歩きやすくなった。良く整えられた道だった。
- ベンチのピークを過ぎ、いったん下って登り返すと燧山(ひうちやま)に着いた。眼下の工業団地越しに奥多摩の山々が見えた。空気の澄んだ日だった。燧山から少し進むと富士山展望台が有った。奥多摩は見えたが、富士山は雲の中だった。
- 龍崖山山頂近くになると黒い雲が広がってきた。山頂に着いた時はにわか雨が降っていた。北側に大きな虹がかかっていた。東側の関東平野の眺めが良かった。風が強かったので10mほど戻った斜面で風を避けて休む事にした。座るためにシートを広げ終わるとすぐに年配の男性6人組がやって来た。山頂に着くと「虹が見える」と驚いていた。続いてレインウェアを着た若い女性3人組も登って来て「すごい虹ですね~」と喜んでいた。雨は10分ほどでやみ、虹も消えてしまった。空気が澄んで、遠くにはスカイツリーと筑波山が見えた。
- 帰りは八耳堂(はちじどう)に下った。八耳堂には鯉のいる池が有った。八耳堂からは車道を少し通り、階段の歩道を下ると入間川に着いた。石伝いに渡るドレミファ橋が有った。石の間の流れは速く,渡る時は少し緊張した。橋を渡ったところで一休みした。
- ドレミファ橋からは岩や砂地が多い河原の遊歩道を下った。ウサギ岩など名前が付いた岩も有った。中平河原で遊歩道は終わったので車道に戻った。住宅地を飯能駅に向かった。行きに通った入間川の橋では新年の紅白飾りの取り付け作業が始まっていた。
- 駅に着く頃には風も和らぎ穏やかな日差しが戻っていた。この日、山中では12-13人の登山者と会った。年末最後の山を虹で締めることができて満足した。