- 養鱒場から林道を歩き登山口まで行った。登山口から少し登ると榑畑の廃村で苔むした石畳が続いていたた。木陰で涼しく登りやすかった。
- 汗ふき峠では、反対側から心地よい風が吹いてきた。沢の音と鳥のさえずりが聞こえて来た。
- 峠からは尾根伝いに雑木林の登りだった。時々日なたを歩くので汗がかなり出た。途中の見晴台からの展望は霞んでいてほとんど得られなかった。
- 緑の草が敷きつめられた美しい林を登を登っていくと、やがて灌木が多くなってきた。お猿石で展望が開け、北霊仙山方面が見えて来た。更に進むと、お虎ガ池に着いた。水が干上がりかけ、泥の沼になっていた。付近にはウツギが多く咲いていた。お虎ガ池から北霊仙山までの間で鹿を見た。ホトトギスも鳴いていた。
- 白い岩がごろごろしている北霊仙山は風が少し強めに吹いていた。霊仙山山頂と最高点が並んで見えた。
- いったん鞍部に下り、白い岩の点在する美しい草原を登っていくと霊仙山山頂に着いた。霞んでいて遠くの展望は得られなかった。名前は分からなかったが黄色い花や白い小さな花がたくさん咲いていた。風にあたりながら昼食のおにぎりを食べた。
- 山頂からの帰りに最高点に寄ってみた。途中にはヤマツツジが咲いていた。最高点には二人組の登山者がいたので挨拶をした。月曜日とあって山頂周辺にいたのはこの二人組だけだった。
- 北霊仙山へ戻り、柏原駅方面に向かった。山頂のすぐ下にある避難小屋は立派に再建されていた。アップダウンが多く、駅まで長く感じた。
- 柏原駅では待ち時間が有ったので5分ほど米原よりに歩いた古い造りの酒屋でビールを購入した。つまみは無いか聞いたら、奥からナッツなどが入った小さな袋を出してくれた。売り物ではなかったらしく値段を聞くと「じゃあ、10円 もろうとくわ」と言われた。