- 東側の蕗ノ台コースの登山口に前泊した。蚊が多かった。翌朝は明るくなってから登り始めた。晴れだった。
- 最初は標高の稼げない台地状の森を歩いた。蚊が多くて閉口した。蚊が少な目になった標高600mになってから休憩した。
- 標高760mにかけては時々展望が開けた。後ろから日が当たり暑かった。木陰は風が吹き涼しかった。標高760m付近にはダケカンバの大木が多かった。標高840m付近の展望の開けた場所を過ぎるとクサンボウフウに覆われた道になった。ハクサンボウフウの道が天まで続いているような感じを受けた。
- 釜ヶ淵岳は展望が良く、これから向かう稜線が見えた。日本海側から雲が湧きだし、熊岳から先は見えなかった。
- 釜ヶ淵岳からの下りで熊の糞を見た。声を出しながら進んだ。熊岳にかけてギョウジャニンニクやアザミが多く咲いていた。熊岳で二人組の登山者に追いつかれた。「この山は登山者が少ないですね」と言われたので「多くてあと一組でしょう」と答えたら、「前に来た事があるんですか」と聞かれてしまった。休んでいるうちにもうひと組二人組が登って来た。
- 熊岳からは霧の中の登りになった。980m峰手前にイブキトラノオが咲いていた。980m峰は狭い稜線になったいた。980m峰付近にはミヤマアズマギクが咲いていた。980m峰からはアザミやギョウジャニンニク、ハイオトギリ、ゴゼンタチバナを見ながらの登りになった。少しハイマツも出てきた。
- 山頂は笹の切り開かれた広場になっていた。霧に覆われていた。風が有ったので端の方の笹薮の陰で休んだ。
- 展望もないので早々に山頂を後にした。下り始めると霧は雨に変わって来た。950m峰付近では風も強くなってきた。熊岳でレインウェアを着た。標高760mまで下ると雨がやんだのでレインウェアを脱いだ。登山口手前の台地状の森は蚊が多いので休まず歩いた。
- この日に山中で会ったのは4人だけだった。