- 登山口に着いたときは先行の車が1台有り、ちょうど登山者が出発の準備中だった。他に数台の軽トラックあり、運転手が仲間の到着を待っている様子だった。
- 天気は快晴だった。この山は登り始めから広葉樹林帯なので雰囲気が良かった。木々の葉は少し黄葉しかけていた。尾根は最初はゆるやかだった。やがて急になり、道も少しジグザグになってきた。ところどころにウルシのたぐいと思われる紅葉した木が有った。ゆっくり登っていると、背負子にアルミ板をくくりつけた人が数人登ってきた。理由を聞いたら山頂の祠の土台を修理するとの事だった。おそらく軽トラックで来ていた人たちだろうと思った。高屋山に近づくと黄葉した灌木が増えて来た。ちょうど目の高さなので、とてもきれいだった。
- 前衛峰を過ぎ、シャクナゲの木の混じる樹林帯を登ると山頂に着いた。草がぼうぼうと生え、雑然とした感じがした。奥には土台の傾いた祠が有った。東半分の展望が有り、能郷白山が遠くに見えた。踏み跡が奥へ通じていたので行ってみたが、下りが急になるまで展望の得られる所は無かった。途中の枯れ木にサルノコシカケがたくさん付いていた。
- 山頂で昼食をとるうちに、次々と登山者が登ってきた。だいぶ遅れて、背負子にアルミ板をくくりつけた人も5-6人登ってきた。合計20人くらいになったところで、混んできたので下山を開始した。山頂直下で数人とすれ違ったが、前衛峰を過ぎると、もう誰にも会わなくなった。高屋山にかけての黄葉は日の光に輝いていっそうきれいだった。高屋山からの急な下りは、しっかりした道で歩きやすかった。
- 今回の山行中に会った登山者は、祠の修理をするために登ってきた人たちを含めて25人位だった。