- 古里駅前から歩き始めた。最初は国道歩きだった。すぐに左下の脇道に入り、しばらく進むと寸庭(すにわ)橋に着いた。多摩川を右岸へ渡って河原に下りて一休みした。河原にはテントが数張り有った。谷底になっていて昼近くにもかかわらず日陰で少し寒かった。
- 河原を離れ、山道を登って行った。最初は植林帯だった。やがて広葉樹の森になった。登り詰めると松ノ木尾根の東屋に着いた。ベンチに腰掛け、ブランデーで作った梅酒をいただきながら昼食休憩にした。多摩川の対岸には日が差した本仁田(ほにた)山が明るく見えた。一方、東屋は日陰で風も有って少し寒かった。
- 休憩後、梅酒で少し良い気分になって山道を下って行った。やがてきれいなトイレが有った。入口に「日本一観光用公衆トイレがきれいな町・奥多摩」と記載されていた。
- 道は車道になり、やがて雲仙橋に着いた。多摩川を左岸へ渡ると鳩の巣駅のすぐ下に着いた。少し脇道に入ると「双竜の滝」があった。更に廃業になった旅館の間を下って行くと水神橋に着き小さな支流を渡った。この付近からの多摩川は両側が断崖になり鳩ノ巣渓谷になっていた。岩場に座って渓谷を眺めながら一休みした。行く手の上方には吊り橋の「鳩ノ巣小橋」が有り、時々ハイカーが渡っていくのが見えた。
- 少し登ると「鳩ノ巣小橋」に着いた。「いちどに5名以上で乗らないで下さい。」と表示されていた。ちょうど小柄な若い女性4人組が渡って来るところだった。渡り終わった女性のうちの一人が「5名以上で乗らないでって書いてある」とびっくりしていた。
- 吊り橋を渡って右岸に出ると岩場を進む遊歩道になった。散策するハイカーがちらほらいた。ゆっくり歩いていると、後ろから背の高い西洋人男性ハイカーが来て、足早に追い抜いていった。最後に急な階段を登ると東屋とベンチの有る休憩所に着いた。一休みした。
- 休憩所から少し進むと白丸ダムに着いた。このまま右岸を進む道は通行止めだったのでダムで左岸に渡り、階段を登って国道に出た。交通量のやや多い国道をしばらく進んだ。数馬峡橋で再び多摩川を渡って右岸に戻った。再び遊歩道になった。時々ハイカーとすれ違った。
- トンネルをくぐってしばらく進むと遊歩道は終わり車道になった。梅の花を見ながら進むと東京電力氷川水力発電所の前に出た。芝生の広場に腰を下ろし、日に当たって暖まりながら、ゆっくりと休んだ。
- 休憩後、車道に出てゆっくりと奥多摩駅に向った。最後に多摩川を渡るところでは下の河原でキャンプしている人達が数組見えた。
- 帰りの青梅線は沢井駅付近の火災の影響で約1時間半ほど遅れて混雑していた。