- 三瀬谷駅で下りた他の登山者は、みんなジャンボタクシーに乗り込み、バスに乗ったのは地元の老人と学生ばかりだった。20人位いた他の客も、終点の大杉に近づく頃には全て下りてしまった。
- 大杉の食堂前のベンチで腹ごしらえしてから出発した。途中で湖上を走る連絡船を見た。ダム湖の水かさは少なく、この日は第5乗船場までの様子だった。時間に余裕があるので途中の六十尋滝を見物した。
- 大杉谷山荘の宿泊は15人位だった。風呂に入ってゆっくり休んだ。
- 翌日、朝食を6時にしてもらい、食べ終わるとすぐに出発した。
- 発電所横の登山口には、すでに車が12台ほど停まっていた。登山届を書いて出発した。いきなり岩をコの字にくり抜いた絶壁を通過した。
- 千尋滝は周辺が少し黄葉していた。尾根の先端から中空に水が流れ出るような感じの滝だった。
- 猪(シシ)ヶ淵は水が澄み底の岩がきれいに見えた。河原に近づくと上流にニコニコ滝が見えた。
- 平等クラ付近では対岸の絶壁を見上げながら通過した。
- 桃ノ木山の家付近は紅葉がきれいだった。ここからは水辺の岩場を通過することが多くなった。滑らないよう注意しながら歩いた。
- 七ツ釜滝に着いた。今までの滝はすべて支流にかかっていたが、この滝は本流にかかる初めての滝で水量が多く迫力があった。
- 光滝、隠滝と次々に滝が現れた。回りの紅葉もきれいだった。堂倉滝まで、次々と下ってくる登山者とすれ違った。堂倉滝からは沢を離れ尾根の登りになった。
- 粟谷小屋は、きれいな山小屋だった。風呂に入ってからゆっくりとくつろいだ。
- 最終日は雨だった。時折、強くなる雨足の中、日出ヶ岳に着いた。展望は無かった。正木ヶ原を経由して尾鷲辻まで行った。雨が降り続くので大蛇クラに行く予定は中止し、大台ヶ原バス停に向かった。
- 大台ヶ原の駐車場は雨のせいで空きスペースが目立っていた。