- 木曽福島駅前のバス案内所で、田の原と御岳ロープウェイを組み合わせた往復割引切符を購入した。
- 田の原でバスを降りた客は10人ほどだった。上の方を雲でおおわれた御嶽山が正面に見えた。
- 金剛童子あたりまでは階段の登りが多かった。灌木が多かった。少し紅葉していた。やがて岩の多い道になった。大滝頂上の近くになると霧の中に入り少し寒くなってきた。大滝頂上から剣ガ峰の間は、霧の中を歩いた。剣ガ峰に着いた時には展望は無かった。
- 二ノ池付近まで下ると霧が薄くなり視界が得られるようなった。二ノ池はコバルトブルーできれいだった。ほとりの草は紅葉していた。賽ノ河原付近も草の紅葉がきれいだった。摩利支天との分岐に来ると再び霧が出てきた。巻道を経由することにした。ナナカマドの実が赤かった。途中で霧が晴れ三ノ池が眼下に見えた。
- 五ノ池小屋は、まだ木の色も白い真新しい小屋だった。小屋に着くなり雨が降り出した。雨は日没前にはやみ、きれいな夕日が見えた。夜は小屋の管理人さんが自分で撮影した御嶽山のビデオを見せてくれた。
- 翌朝は、霧の中、まず摩利支天まで行ってみた。山頂で30分程待つうちに霧が晴れ、剣ガ峰や乗鞍岳、北アルプスが見えた。
- 五ノ池まで戻り、継子岳へ向かった。天気はすっかり良くなり、気持ちの良い登りだった。継子岳山頂付近は火山性の石が多かった。山頂には鐘が置いてあった。四ノ池方面には「この先不明瞭なので戻ってほしい」との主旨の立て看板があったが、天気も良いので行ってみることにした。途中から岩が多くなり道がはっきりしなった。稜線から外れないよう浮き石に注意しながら下った。四ノ池周辺はクロマメノキの紅葉がきれいだった。小屋の管理人さんが紅葉のビデオを撮っていた。四ノ池からはしっかりした道になり、紅葉を楽しみながら歩いた。
- 三ノ池のから女人堂まではナナカマドの木が多かった。赤い実がきれいだった。前半の急な下りのところではダケカンバも少し黄葉していた。
- 女人堂からは木の階段が多かった。最後はシラビソの森を通って飯森に着いた。御岳ロープウェイで下山し、ビールを買ってバスに乗り込んだ。