- 空は暗い雲に覆われ風も少し有った。福江の市街地を歩き、途中から緩い登り坂を郊外に進んで行った。やがて五社神社に着いた。鳥居の柱が太かった。お参りしてから更に登り続けた。
- 農地の間を登って行った。ところどころに「九州自然歩道」の標識が有り「鬼岳」の文字と矢印が書かれていた。やがて樹林の中の登りになった。40歳くらいのウォーキングの女性に抜かされた。
- 少し開けた所に出て鬼嶽園地に着いた。喫茶店が有り、車が3台停まっていた。駐車場では先ほどのウォーキングの女性がストレッチをしていた。駐車場横から遊歩道をあずまやの建つ展望所へと登った。
- 展望所周辺は芝生になっていた。観光客が数人いた。風が強かった。神社が脇に有った。神社の茂みの風下に避難して風よけのためにレインウェアを着た。
- 鬼岳に向かって風の強い草地を登って行った。先ほど鬼岳に向かって登って行った20歳代の男性観光客二人が、もう戻ってきた。どうやら途中のピークでやめたらしかった。一つ目のピークを越えるとススキの背丈が高くなり、少し風が弱まった。モグラの穴があちこちに有った。黄色い菊の花が少し咲いていた。
- ススキに囲まれた所に山頂の標識が有った。脇の見晴らしの良いところからは麓の畑が見えた。一枚ごとに色が違っていてパッチワークのようだった。
- 火口を半周した所に飛行機用の照明灯が有った。飛行場が下に見えた。照明灯のところからは下りなった。火口底に下りると風は弱まった。ススキがきれいだった。火山の赤い岩が露出しているところが有ったので腰掛けて一休みした。
- 火口底から適当にススキの斜面を登って行った。ところどころに茨が有った。山頂と一つ目のピークの間に出た。ピークを越えて展望所に戻った。鬼嶽園地の喫茶店に寄ってコーヒーを飲んで体を温めた。
- 車道を下って鐙瀬(あぶんぜ)溶岩海岸に向かった。途中の畑の間で振り返ると鬼岳が良く見えた。
- 鐙瀬のあたりは鬼岳の風下になり風がほとんど無くなった。ビジターセンターでは30歳くらいの男性管理人が二人いた。客はいなかった。ビジターセンターを出て海岸沿いの遊歩道を歩いた。ツワブキがところどころに咲いていた。東駐車場で遊歩道は終わった。再び風が強くなった。
- 牛舎をところどころに見ながら崎山へ向かった。崎山の児童公園の所から簑岳(みだけ)に向かって登り始めた。途中には牛舎と直径5m位の風車が有った。やがて火口底の園地に着いた。園地からは火口の縁に付けられたコンクリートの歩道を登った。
- 一登りすると簑岳の山頂に着いた。展望台が有った。鬼岳や福江市街、海の展望を楽しんだ。風が強かったでの展望台から下りて土手の風下で休んだ。
- 一本前のバスに乗るため少し足早に簑岳から下った。中崎山バス停で少し待つとバスがやってきた。バスは下車するまで他の乗客は乗ってこなかった。