- 夏のシーズンとは違って松本電鉄の客は少なかった。乗り換えたバスは、たった7人の乗車だった。
- 鈴蘭の宿に余分な荷物を置き、観光センターでクロスカントリースキー一式を借りた。小雪が降っていた。
- 鈴蘭を出てすぐのところで道を間違え行き止まりになってしまった。いったん引き返したため時間を少しロスした。
- 林道の途中からスキーをはいた。一ノ瀬第二食堂から牧場にかけては広々として気分が良かった。雪は次第に本降りになってきた。牧場のはずれで4-5人の団体とすれ違った。あとは団体のトレースに従って七寸沢に沿いの林道を進んだ。小さな鳥居のところでちょうど3時になったので、この日はここまでとした。宿に戻ったときはザックの上に少し雪が積もっていた。
- 翌日は曇り空だった。牧場までは前日と同じルートだった。途中の乗鞍橋では、三脚を据え付けた4-5人が写真を撮っていた。
- トレースのない牧場には新雪が15cmくらい積もっていた。スキーの先端も時々雪の下に隠れる事があった。純白の牧場に一筋のトレースを着けて気分良く進んだ。
- 広い牧場を縦断し、外れにある建物に近づいた。牧舎の跡だった。針金でできた柵のようなものがあり、腰掛けて休むには丁度良かった。
- 磁石で方角を確認し、旧牧舎の裏の丘を巻くような感じで進んだ。やがて100mおきくらいに赤い旗が現れ、ルートがはっきりして来た。旗に沿って夏はミズバショウの探索路となるところを一周した。細い橋のところが少し渡りにくかった。
- キャンプ場を通り、あざみ池に着いた。スノーシューやクロスカントリースキーの人が数名いた。ここからはしっかりしたトレースがあった。
- 第二食堂から少しペースを早めたこともあり、予定より1本早いバスに乗ることができた。