- 浜金谷駅では他に大勢のハイカーが下車した。他の人が出発してから静かになった駅前を出発した。集落を進み、内房線の下をくぐるとすぐに登山口が有った。
- 階段の登りだった。階段の段と段の間の平坦部は少しぬかるんでいた。照葉樹林帯だった。振り返ると三浦半島と浦賀水道が見えた。観月台の先でいったん下った後、再び登りになった。
- 石切場では石を切り出した壁の間を縫うようにして進んだ。石切場を過ぎると急な登りになった。
- 稜線に出たところは分岐点で左は三角点の有る山頂、右は「東京湾を望む展望台」だった。左の山頂へ向かった。照葉樹林の稜線で、上り下りが多かった。アンテナの北側を回り込むところでは数日前の雪が少し残っていた。道はぬかるんでいた。
- 最後の小さな登りが終わると山頂に着いた。北側の展望が良かった。登山者が二人シートを広げて昼食休憩を取っていた。我々も紙パックに入ったワインで乾杯してから昼食休憩にした。時々登山者がやってきては去って行った。長居をしたのでワインだけでは足りなくなり、最後はウイスキーや焼酎をポットのお湯で割って飲んだ。
- 稜線を戻り、分岐の先に有る「東京湾を望む展望台」へ登った。すぐ先の「地獄のぞき」がよく見えた。稜線通しの道は通行止めだったが、同行者は通ったことがあるのと事だったので、そのまま進む事にした。
- かつては登山道らしかったところを進んで行くと遊歩道に出た。少し登ると地獄のぞきに着いた。観光客に混じり下を見下ろしてスリルを味わった。
- 遊歩道を少し進んで右に曲がると百尺観音だった。岩に穿たれた大きな観音像だった。ベンチが有ったので一休みした。
- 分岐に戻り先へ進んだ。再び分岐が有り、まっすぐ進むロープウェイへの道と別れ、左下へ曲がった。しばらく下ると分岐が有り、左に曲がって千五百羅漢へ向かった。見切れないほどのたくさんの羅漢に圧倒された。
- やがて地獄のぞきから直接下ってくる道にぶつかった。右下へ進むと日本寺に着いた。大きな磨崖仏が有った。休憩所が有ったので一休みした。
- 駐車場へ出る道で梅と水仙を楽しんだ後、参道を下った。車道に出てからは内房線沿いに保田駅まで歩いた。振り返ると鋸山が見えた。