- バスは渋滞のため少し遅れて上高地の帝国ホテル前に着いた。田代橋のベンチまで歩き、昼食のおにぎりを食べた。田代橋からは前穂高岳がよく見えた。
- 西穂山荘への途中の水場のあたりから雨が降り出した。幸い30分くらいでやんだ。
- 山荘には予定よりやや早く着いた。天気は回復しテラス越しに霞沢岳がよく見えた。付近にはトリカブトがたくさん咲いていた。山荘は9人部屋に7人の混雑だった。
- 翌朝、日の出時はガスがかかっていた。気温は10℃だった。朝食後、ガスの中を出発した。最初はハイマツ帯の登りだった。ハイマツの上をホシガラスが飛んでいた。
- 独標と次のピークのピラミッドではガスで展望はなかった。西穂高岳山頂手前で雷鳥を見かけた。
- 山頂に着く直前にガスが晴れてきた。山頂からは奥穂がうっすらと見えた。西穂から奥穂への縦走路は、これが本当に通れる道なのかと思うほどの急な岩場が続いていた。そんな中を奥穂に2パーティ向かって行った。やがてガスが出てきた。パンを食べたりしながらねばったが、結局、回復しなかった。出発間際になって奥穂から5-6人登山者がやってきた。疲れた表情や、やっと着いた安堵感でほっとした表情の人が多かった。
- ピラミッドまで戻ると、ガスが晴れてきて前穂がはっきり見えてきた。直前に通ってきた鎖場が、ずいぶん急に見えた。
- 独標で休んでいるうちに奥穂が見えてきた。独標まで登ってきて引き返す登山者が多いせいか、急に人が増えた。西穂山荘まで戻ると家族連れなども増えて観光地のようなにぎわいになった。
- 上高地に戻り、観光客の間を通って、バスターミナルに着いた。タイミング良く新島々行きのバスの発車間際だった。