- 前日、鏡池から小鳥ガ池まで散歩した。小鳥ガ池は黄葉がきれいだった。戸隠キャンプ場で宿泊した。
- 朝のテント内の室温は3℃だった。テントにはたくさん霜が着いていた。
- 鏡池近くの林道入口で車を駐車した。林道を50mも下ると左下に下りる踏み跡があった。入り口付近では少しヤブ気味だったが、すぐにしっかりした登山道になった。下りの途中で西岳が見えた。
- 下りきったところで沢沿いの登山道に出会った。今度は登りになった。沢を離れ急坂を登り切ると大平の牧草地に着いた。正面に西岳が見えるながめの良い場所だった。
- 望岳台付近では黄葉がきれいだった。鎖場が次々出てきた。笹が多く滑りやすかった。無念の峰を過ぎたところで下りのハシゴがあった。最初の一歩の足が届きにくく多少の恐怖を感じた。続いて「蟻の塔渡」と呼ばれる両側の切り立ったところを通過した。更に急な10mの鎖、続いて20mの鎖を登り、ようやく第一峰に着いた。ながめが良く、富士山まで見えた。
- 第一峰から西岳方面は、なだらかな稜線が続いていた。西岳は展望が良くなかったので、すぐ次の小ピークで休憩した。この日、初めて登山者とすれ違った。
- 西岳からは、長い下りの鎖があった。本院岳では赤いナナカマドの実があった。
- 八方睨へはアップダウンが続き、近いようでなかなか着かなかった。八方睨からは高妻山がよく見えた。快晴だった天気も、風向きの関係からか、稜線の東側だけにガスがわきだしてきた。
- 八方睨からの下りでは、西日に照らされて、東側のガスの中にきれいなブロッケンが見えた。「蟻の塔渡」を慎重に通過し、鎖場を何度も通過して、ようやく観光客のいる戸隠奥社に着いた。登山の無事を感謝した。