- 朝の「ニセコ山の家」行きのバスの乗客は他にだれもいなかった。
- 終点でバスを降り、ニセコ山の家の前のキャンプ場でテントを設営していたら、係りの女性が料金を集めに来た。きつねがいたずらするので注意するよう言われた。キャンプ場周辺は、ガスがかかっていたが雨は降っていなかったので、さっそくニセコアンヌプリに登る事にした。
- 山頂手前でようやくガスが晴れ始めた。山頂には4人程登山者がいた。羊蹄山がガスの中から2-3度見えたが、やがてガスが濃くなり全く見えなくなってしまった。他の山もガスのため見えなかった。昼食を食べながらガスが晴れるのを待ったが、結局晴れずあきらめて下山した。
- 翌日は、朝4時に起床し、チセヌプリまで行く予定で出発した。曇り空だった。
- 途中からガスの中に入った。イワオヌプリ分岐付近はガスの中だった。分岐に荷物を置いてイワオヌプリに登った。最初の急坂を登るとガスが晴れ始め、チセヌプリや大沼などが見え始めた。山頂の手前からは、ニセコアンヌプリと羊蹄山が見えた。
- 山頂は平坦だった。久しぶりの青空と、緑の山々を楽しんだ後、同じ道を分岐まで引き返した。
- 分岐で荷物を回収しニトヌプリを目指した。ざれた急坂を下り、湿地帯を通ると、再び登りになった。カエルやカタツムリが登山道の脇に多くいた。
- ニトヌプリ山頂はガスの中だった。予定時間よりかなり遅れたため、チセヌプリは中止し、ゆっくり山頂で休む事にした。ときおりガスの中からワイスホルンが見えた。
- ニトヌプリからの下りは、湿った大きな岩が多く歩きにくかった。予定よりかなり時間がかかって、やっと車道に出た。車道を湯元温泉に歩いていたら、親切な人が車に乗せてくれた。しゃくなげ岳を登ってきて、これからイワオヌプリに行くと言う。湯元温泉まで乗せてくれた。湯元温泉で山行の無事を感謝しながらビールで祝杯をあげた。