- 南木曽駅前に今回参加の9人が集合した。車2台に分乗し、妻籠を見学した後、南木曽岳中腹の蘭(あららぎ)キャンプ場まで行った。6畳と8畳の二部屋からなるバンガローを一棟借りた。夕方から雨になった。網戸にすると涼しかった。軽く宴会をして翌日に備えた。
- 翌朝、雨はやんで晴れていた。車で避難小屋の有る登山口まで移動した。まだ他の車は無かった。車を置いて登山道を歩き始めた。
- あずまやを過ぎるとすぐに林道に出た。左折する下り方向を迂回路を示す標識が示していたが、そのまま林道を上に登る事にした。昼間は治山工事をしている様子で、林道をふさぐパワーショベルの脇を通って登り続けた。再び山道に入ったところが迂回路との合流点で、通ってきた林道方向には侵入しないようロープがしっかり張られていた。迂回路合流点から少し登ると上り下りルートの分岐点で、上りルートを少し入ると左手に金時の洞窟が有った。
- 上りのルートを登って行った。花崗岩の多い道だった。しばらく沢沿いの道が続いた。涼しかった。階段や桟道が多かった。沢から離れると尾根道になった。コウヤマキの原生林だった。鎖の設置された急登を登ったところで一休みした。
- 尾根を登り続けた。桟道と鎖の道が分かれているところが有り、桟道の方を登った。鎖場の道と合流した所で真ん中を歩いていた女性三人が間違えて鎖場の方に進んでしまった。5分程ロスした。更に木の階段の多い道を登って行った。
- 勾配が緩くなると山頂に着いた。樹林に囲まれ展望は無かった。三角点と山頂標識が有った。一休みして先へ進んだ。山頂のすぐ先の岩場からは木曽の谷が見えた。
- 下り始めて視界が開けると避難小屋に着いた。内部に入ると温室のように暑かった。小屋の外にはきれいなバイオトイレが有った。小屋の先の岩の丘で一休みした。中央アルプス南部の山々が見えた。
- 帰りは下りルートを通った。右手に入る水場の標識を過ぎて登り返すと分岐で、まっすぐ進むと摩利支天に着いた。南側の眺めが良かった。
- 分岐に戻り急な坂を下って行った。梯子が連続していた。鎖場も有った。途中に右手へ「展望台」を示す標識が有り梯子を登ったところに展望台が有った。山頂と摩利支天が見えた。
- 更に梯子の多い尾根を下って行った。コウヤマキの森から桧の森へと変わっていった。上りの道との合流点で一休みした。
- 合流点から少し下ると迂回路の分岐だった。帰りは迂回路を通ることにした。迂回路に入るとすぐに沢が有った。沢から10分ほどは登りも少し混ざる平坦な道だった。やがて下りになり、効率よく標高を下げ迂回路の出口に着いた。林道を100mほど左手へ上り返し、行きの道に戻った。登山道を少し下って登山口に着いた。
- この日は山中では他の登山者に会わなかった。避難小屋前の登山口には他の車が2台ほど駐車してあった。
- 車でキャンプ場に戻りシャワーを浴びた。尾越集落近くの蕎麦屋で腹ごしらえをしてから南木曽駅に行き解散した。