- 雨の降る中、赤倉山南肩を出発した。少し登ると南峰、更に進むと三角点峰に着いた。赤湯方面に引き込まれそうになった。磁石を90度振って斜面を下った。約170m下って、ようやく明瞭な尾根に出た。
- 鞍部からは一部夏道が見えていた。行く手のガスが少し晴れ、苗場山山頂台地のへりの一部が見えた。次第に傾斜が緩くなり、やがて山頂台地の一角に出た。
- 磁石を北北東方向に合わせて出発した。途中、数日前の熊の足跡を見た。台地を半分以上歩いたところでガスが晴れ、斜め左手に山頂小屋が見えた。
- 山頂は小屋の軒下まで雪が積もっていた。積雪2-3m位だった。鳥甲山や遠く妙高山がかすかに見えた。
- 山頂台地からの下りは急な雪の尾根で今回の縦走で一番緊張した。足元が滑りあわててピッケルにしがみついた。鞍部に着いてほっとした。登り返した神楽ガ峰には数人のスキーヤーが滑っていた。
- 和田小屋からゴンドラ、ロープウェイを乗り継ぎ、ふもとの三股に着いた。バスまで時間があったので、ビールで祝杯を上げ、温泉に入ってくつろいだ。