- 伊豆稲取駅正面のパチンコ屋の前の路地を登り始めた。国道を渡るとようやく道が広くなり車道らしくなった。山が海に迫っているので、最初の車道歩きにしては急だった。ところどころ夏みかんの畑や庚申塔を見ながら登って行った。
- シーズンオフで無人の山菜狩り受付所を過ぎると広々とした草原に出た。正面に三筋山が見えた。更に車道を登っていくと、中山一号湿原、続いて二号湿原が有った。どちらにも水はなかった。
- 細野高原付近からは天城山が見えた。この付近はハングライダーが盛んらしく、吹き流しがあちこちに有った。登り始めの頃は青空で少しむし暑かったが、この頃になるとすっかり曇ってきて風も寒くなってきた。
- 山頂直下の駐車場からは丸太の階段の登りだった。程なく草原の山頂に着いた。雲行きが怪しくなり、先程まで見えていた天城山は、ほとんど見えなくなっていた。展望台には四方に展望板が取り付けられていたが、山の写真は色あせていて見えず、地名が読めるだけだった。おにぎりの昼食を食べて早々に出発した。
- 下りに通った大池高原への道は、灌木やカヤトに覆われた本来の山道で、ようやく山登りをしている雰囲気が味わえた。振り返ると三筋山が見えた。
- 林道に出てからは、緩い坂を下っていった。大池高原ではパラグライダーを練習していた。見高仲村への下り途中では夏みかんの畑や菜の花畑がところどころに有った。最後の30分間は雨に降られ傘を差して下った。