- 本厚木からのバスを終点の半原で下車したのは我々だけだった。トイレに寄ってから歩き始めた。最初は中津川沿いの車道歩きだった。
- やがて川を離れ、少し登ると「あいかわ公園」に着いた。周囲に桜の木が植わる広い芝生には、テントが数張り張られていた。正月を楽しむ家族連れがあちこちで遊んでいた。レストハウスも有って市民の憩いの場と言った感じがした。
- 吊り橋を渡り、遊歩道を登って行くと、公園が終わって車道に出た。車道を50mほど進むと登山口が有った。階段の付けられた急坂の登山道だった。公園からのもう一つの登山道が合流したあたりで植林が終わり雑木林になった。
- 稜線に出た所は送電鉄塔の建つ広場になっていて眺めが良かった。すぐ上の分岐を左手に50m程進んだところにあずまやが見えた。入って休憩した。すでに12時を回っていて、おなかがすいていた。メンバーの持ち寄ったキンカンとパウンドケーキを食べて、やっと復活した。
- あずまやからは雑木林と植林の混ざる稜線を登って行った。途中に丹沢方面の展望地が有った。更に一登りすると南山山頂に着いた。
- 山頂にはベンチが二つ有った。登山者が4人いた。良い天気で南には宮ヶ瀬湖と丹沢の山々が見えた。ベンチに座り、白ワインで乾杯後、ホットサンド、鮭の粕汁、酢蛸、黒豆をいただいて新年会をした。時間のたつのは早く、いつの間にか山頂で1時間近くくつろいでしまった。
- 南山山頂から権現平までは杉植林帯を登り下りする道だった。途中で鹿ネットの扉が有った。権現平には展望用のテラスが有り、宮ヶ瀬湖が良く見えた。テラス横の日影には雪がうっすらと残っていた。日が陰り少し寒かった。
- 権現平からの下りも植林と雑木林の混ざる道だった。鳥屋分岐の先の鉄塔のところでいったん視界が開けた。鳥屋分岐からの下りでは雑木林の間から宮ヶ瀬湖が見えた。
- 最後に少し車道を歩くと「鳥居原ふれあいの館」に着いた。地元の食材を売っていた。バスを待つ時間を利用して、おみやげに蜂蜜とブロッコリーを購入した。
- 良い天気にも恵まれ、この日一日、新年らしい楽しい登山ができた。バスで橋本駅に出て居酒屋で打ち上げをした。