- 柳沢峠手前の道路の温度計は-1℃を示していた。柳沢峠(1480m)の駐車は他に3台だった。車を置いて歩き始めた。快晴だった。
- 雰囲気の良いカラマツ林の登りだった。キツツキの木を叩く音が聞こえてきた。大きなカメラを持った男性が上にレンズを向けて写真を撮っていた。レンズの先にはキツツキがいる様子だったが鳥の姿を見慣れていない我々には居場所が分からなかった。
- 霜柱の多い道を登って行った。途中からは降ったばかりの雪が1cm程積もっていた。登りつめると最初のピーク、柳沢ノ頭に着いた。天気が良く、潅木越しに富士山や南アルプスが見えた。石の上に腰を下ろして一休みした。
- 柳沢ノ頭から積雪1-3cmの稜線を進んで行った。いったん下った鞍部付近で鹿が30m程先を横切って行った。
- 登り返すと「ハンゼの頭」に着いた。ベンチが3つ有った。積雪は約1cmだった。展望の良いピークで、富士山や南アルプスがきれいに見えた。ベンチに座って休んでいると年配の男性単独行がやってきた。立派なカメラを持っていた。「今日は絶景ですね」と声をかけられた。少し風が冷たかったので山頂の北東寄り斜面に下り、雪の無い斜面にシートを敷きゆっくり休んだ。
- ゆっくり休憩した後、稜線を先へ進んだ。真っ白な雪の上には先ほどの男性の足跡が有るだけだった。次の1675mのピークにはベンチが有った。富士山の眺めが良かった。
- ツツジの木が多い森を進んで行くと、やがて防火帯の切り開きになった。板橋峠への下りは少し急だった。板橋峠には太陽光発電のパネルがたくさん設置されていた。
- 板橋峠からは林道を柳沢峠に戻った。最初平坦だった林道は途中から下りになった。日影には1cmほどの積雪が有り、氷っている所も有って少し滑りやすかった。
- 柳沢峠の駐車は8台になっていた。この日、山中で出会った登山者は一人だけだった。