- 前日、塩沢駅近くの民宿に宿泊した。ネマガリタケの竹の子など、山菜に舌鼓を打った。夜は蛍が飛んでいた。
- 宿でおにぎりを作ってもらい、朝食後、車で出発した。二つのトンネルの間にあるシャッターを開けて通り抜けるとすぐに登山口があった。すでに車が10数台あった。ウツギが満開だった。蝉が大合唱していた。
- ゆるいブナ林を下っていくと小さな沢の徒渉があった。沢の奥には残雪があり、冷気が伝わってきた。石伝いに簡単に渡る事ができた。次の鎖場を登ると、すぐに三ツ又口の鉄橋に着いた。思ったより立派だった。鉄橋を渡ると尾根の登りになった。
- 松ノ木ダオの手前のピークまでは木が低いため見晴らしがよかった。残雪を抱いた越後駒ヶ岳が見えた。松ノ木ダオからは再びブナ林になった。ツツドリが鳴いていた。ブナ林が終わると、ムシカリやタムシバなどの花が咲いていた。
- 山頂手前からガスが出てきた。山頂に着いたときはガスの中だった。山頂は狭かった。南東側に雪があり、雪の上で昼食を取った。
- 下りは少し雨がぱらついた。同行のT氏は途中でウドを採っていた。松ノ木ダオの手前まで来ると、再び蝉が多くなり暑くなってきた。徒渉点は天然のクーラーで涼しかった。帰りに温泉に寄り一浴した。