- 暑さを避けて日の出とともにオンネトー野営場を出発した。樹林帯ではコマドリやルリビタキが盛んに鳴いていた。
- 五合目の先で森林限界を超えた。まだ日は雌阿寒岳の裏側だったので快適だった。イワブクロやメアカンキンバイが咲いていた。
- 阿寒富士への分岐は八合目にあった。鞍部の標高よりだいぶ高かったので見落としたかと思った。いったん鞍部へ下った後、小石でずるずる滑る登りを阿寒富士に向かった。日差しが強くなり暑くなり始めた。
- 阿寒富士山頂では、ガスが出てきて雌阿寒岳方面の展望はなかった。はるか大雪山方面の山が見えたが、山名までは分からなかった。山頂の三角点を少し過ぎたところにコマクサが咲いていた。携帯は通じなかった。
- 小石でざらざらの道を鞍部まで戻った。靴の中に小石が入ってしまったので脱いで取り出した。八合目で元の道に合流した。火口の淵を山頂へ向かった。噴火口からの白い噴煙が激しかった。
- 山頂は7-8人の登山者だった。ツバメや蝶、虫がたくさん飛んでいた。最初はガスの中でかろうじて阿寒湖が見える程度だったが、ねばるうちにガスが晴れてはっきり見えてきた。携帯が通じたので今夜の北見の宿を予約した。
- 下りは雌阿寒温泉へ向かった。火口の淵を離れるときに火口内の赤沼が見えた。岩だらけの道を下っていくうちにオンネトーが見えたてきた。登りに通ったオンネトー野営場からのコースに比べ、こちらのコースの方が荒々しい感じがした。
- 雌阿寒温泉からは車道を通ってオンネトー野営場へ向かった。途中、湖畔からの雌阿寒岳がきれいだった。