- 新松田駅の跨線橋からは真っ白な富士山が見えた。あいにくと山頂部には雲がかかっていた。寄(やどりき)行きのバスの乗客は他に二人だけだった。田代向でバスを下車した。
- 良い天気で、サングラスを付けて歩き出した。ドッグランと釣り堀が有った。寄自然休養村の駐車場先が登山口だった。駐車場手前に池が有りベンチが有ったので座って一休みした。
- 山道を登り始めた。落葉広葉樹林と植林とが交互に現れた。落葉広葉樹の雑木林では落ち葉が多かった。サクサクと落ち葉を踏み鳴らしながら登った。尾根を乗り越すところに分岐が有った。「ヤスミドウ」との標識が有りベンチが有った。座って一休みした。周囲は雑木林でコナラの黄葉がきれいだった。
- 小さい沢を木橋で渡り、更に登っていくと開けた場所に出た。「くるみ平」との標識が有った。丹沢の山々が見えた。
- 更に樹林帯を登り、送電鉄塔下まで来ると展望が開けた。下には第二東名高速の工事現場が見えた。少し下って登り返したピークも展望が良かった。「展望台」との標識が有った。周辺ではコナラの黄葉がきれいだった。
- 「展望台」を急坂で下ると木の橋が有り、沢を渡った。登り返しも急坂だった。所々現れる標識には小さく番号が振られていた。「30」が振られた標識の横には傾いたベンチが有った。座って一休みした。
- ベンチから再び尾根の急坂を登って行った。周囲の雑木林はすっかり葉を落としていた。左手には杉の植林が有った。尾根が緩い登りになると、やがて山頂手前のあずまやに着いた。北から西の展望が開けた。山頂を雲に隠した富士山と丹沢の山々が見えた。昼食休憩にした。
- あずまやからはいったん下りになった。鞍部付近には猪のものと思われる足跡がたくさん有った。登り返すと山頂に着いた。山頂の標識は無かった。横がゴルフ場で高さ50cm位のイノシシよけの電気柵がゴルフ場との境界に設置されていた。
- 山頂からは切り開かれた緩い道を下っていった。やがてジグザグに斜面を下る道になった。下りきると最明寺史跡公園に着いた。池が有り、ほとりの黄葉がきれいだった。つがいの鴨が池を泳いでいた。誰もいない公園は、時々池の鴨の鳴き声が聞こえるだけで静かだった。ここまで登山者には会わなかった。
- 車道を下って行くとミカン畑が有った。ミカン畑からは歩道を下った。やがて西平畑公園に出た。無人のミカン販売所が有ったので、ミカン一袋200円、ユズ2個100円で購入した。ハーブ館が営業していたので入ってみた。館内はハーブの芳香が漂っていた。国内産の蜂蜜が売られていたので1個1730円で購入した。
- 西平畑公園からは急坂の車道と階段の歩道を下った。西日がまぶしかった。箱根の山々が見えた。相変わらず富士山の山頂には雲がかかっていた。最後は商店街を通って新松田駅に戻った。