- 車で登山口に向かう途中、新幹線の奥津軽いまべつ駅に隣接の「道の駅いまべつ」に寄った。地元産シャインマスカットが手頃な値段で売っていったので帰りに寄って買って行こうと思った。
- 登山口には駐車スペースが無かった。50mほどバックして、林道分岐の路肩に駐車した。
- 登山口からの最初の登りは、赤い木肌が特徴的な青森ヒバの森だった。いったん下って少しの間だけ谷を進んだ。少し登り返すと作業道に出た。キツツキが木をたたく音がした。少し汗をかいたのでTシャツ1枚になった。登って行くと枯れ木に赤ペンキで35と書かれたマークが有った。作業道を離れ登山道に入っていった。
- 周囲はヒバの森から広葉樹の森へと変わっていった。しばらくは右下がりの斜面を横切って進む道だった。草や笹が被り気味で、ズボンに草の実がたくさん付いた。やがてジグザグの登りになった。同行者の服には小さなダニが2匹ほど付いた。ダニ防止のため同行者はレインウェアを着た。私の方は暑いと不快なのでレインウェアをつけずに気をつけながら登る事にした。
- 登るに従い広葉樹の黄葉がきれいになった。笹は相変わらず被り気味だったが、上の方にはダニはいなかった。
- ジグザグの登りが終わると稜線北端に出た。稜線は一段とヤブが深くなった。今年は刈払いしていないらしく、踏み固められた登山道からも笹が出ていた。ストックをザックにつけて両手で笹をかき分けながら、踏み跡を見失わないよう進んだ。特に南側斜面になると笹ヤブがひどかった。途中で、果たして山頂の展望が得られるのか心配になった。
- 稜線に出てからのコースタイム30分の所、倍の1時間かかって山頂に着いた。山頂からは東側の展望が得られた。陸奥湾を挟んで下北半島も見えた。少しそよ風が吹いていた。
- 帰りも時間がかかる事を考え、早々に山頂を出発する事にした。ダニと草の実がズボンに付く事を予防するためレインウェアのズボンの方だけ着た。帰りは少し慣れたせいか、少し速く歩く事ができた。きれいな黄葉を少しだけ楽しみながら歩いた。時々北海道も見えた。稜線を歩くうちに少し曇ってきた。
- 稜線北端からジグザグの道を下り、更に斜面を横切る道を下った。苔の生えた石が少し滑りやすかった。最後の薄暗いヒバの森は赤テープを拾いながら下った。結局、この日、山中では誰にも会わなかった。
- 車で青森へ戻る途中、「道の駅いまべつ」に寄った。シャインマスカットは売り切れていた。代わりに今別町産のニンニク1ネット300円を売っていたので、お土産に購入した。