- 初日、ゲレンデの食堂で昼食後、リフトで万座山まで登った。展望を楽しんだ後、ゲレンデを少し下り、左手の林の中に入った。前日の新雪が積もっていた。青空を背景に木に付いた霧氷がきれいだった。
- 稜線は途中で細くなり木も茂っていてスキーでは登れなくなった。1984mピークまでスキーをザックに着けて登った。坊主山までの最後の標高差80mをシールを付けて登っているときに、先頭のO氏の足元の新雪がはがれ落ち、O氏はなだれとともに15mほど滑落した。以後、坊主山山頂直下までスキーを脱いでつぼ足で登った。坊主山からは雪の積もった志賀草津有料道路を下って万座温泉スキー場へと戻った。
- 翌日も晴天だった。リフト乗り場でツアーの届けを出し、万座温泉スキー場の最上部から昨日の逆コースで賀草津有料道路を坊主山の鞍部まで登った。鞍部からは白根山へとなだらかな斜面をシールで登っていった。最後の部分は凍結していたのでスキーを脱いで登った。着いた山頂は風が強く、一部で地面が見えていた。白根山から白根火山バス停までは木の無い快適な斜面でスキーを楽しんだ。
- 白根火山バス停前にザックを置いて草津白根山の最高点に向かった。凍結した弓池を横断し、雪の積もった車道を本白根ゲレンデへと進んだ。ゲレンデ手前からはゲレンデ右側の林間を登った。浅い谷間で最後の方は少し急で登りにくかった。鞍部に出てからは木のまばらな緩い坂を登った。やせた尾根に出たところでスキーをデポし、10分程つぼ足で歩いて最高点の2171mに着いた。東側に火口跡が見えた。帰りは林間の快適な滑降だった。
- ザックを回収し、芳ヶ平ヒュッテに向かった。最初は白根山をトラバースする平坦なルートだった。目印の赤いポールが立っていた。やがて下りになり、ほとんど直滑降でヒュッテに滑り込んだ。ヒュッテでツアー届けの控えを見せてチェックしてもらった。
- ヒュッテからは志賀高原からのツアー客も増えてトレースが多くなった。途中からは林間の狭いコースになった。最後は天狗ゲレンデに出てパトロールにツアーの届けの控えを提出し、ツアーを終了した。