- 玄倉で10人ほどの乗客がバスを下車した。相前後してほとんどの人が舗装された玄倉林道を上流へ歩き始めた。曇り空だった。小川谷出合で一汗かいたので上着を脱いだ。
- 境隧道の先の林道が右カーブしているところから小沢を玄倉川に下りた。対岸には女郎小屋沢が入ってきていた。川原で渓流タビ、ハーネス、ヘルメットを付けた。
- 膝くらいの深さの水につかりながら上流に向かって歩いて行った。苔が付いて緑になった大岩を過ぎると堰堤のところに着いた。澄んでいた水が急に濁り始めた。堰堤は越える事ができないので緑の大岩のところまで戻り、一休み後に林道へ登り返した。林道手前に流水口が有った。ホトトギスが咲いていた。
- 林道を新青崩トンネルの入口まで進んだ。トンネル手前で懐中電灯がないのでトンネルが通れずに引き返してきたと言う男女2人組に会った。新トンネル手前を左手に進むとすぐ旧青崩トンネルに着いた。トンネル手前から再び川原に下りた。
- 川原に下りたときは水の濁りは取れていた。日が差して天気も良くなってきた。上流に向かって進んで行った。次第に大きな岩が増えてきた。水量が多くて水の中をすすめないところが有ったので右手の大岩の上を通った。反対側は3mほどの高さだった。安全のため同行者二人をロープで確保して下ろした後、足場を見てもらいながら下りた。
- 川が右にカーブし始めるところに1m程の滝が有った。水量が多くて難しそうなので、この日はここまでとした。目的の向山大滝まで残りわずかの場所だった。記念撮影をした。
- 帰りも大岩のところはロープを使って通過した。登山靴に履き替え元のところを登って旧青崩トンネル出口に戻った。新青崩トンネルの出口で男女2人組に会った。「懐中電灯を持っていたのか」と聞くと「携帯を使った」との返事だった。
- 後は林道をゆっくり下った。