- 南郷から矢沢林道に入り落合橋手前の駐車スペースに車を駐車して歩き出した。熊倉沢林道に入ると2カ所で崩れていて、車は通ることはできなくなっていた。蒸し暑くて汗だくになった。
- 熊倉沢林道終点近くで、渓流タビ、ハーネスをつけて沢に下った。ツクツクボウシが鳴いていた。東沢、西沢の分岐すぐ下まで水流脇に踏み跡があった。
- 分岐で東沢に入るとすぐ4mの滝だった。倒木が崩れて半ば埋まっていた。倒木をくぐったり乗り越えたりして進んだ。顔に蜘蛛の巣がかかって少し不快だった。滝を過ぎると普通の沢歩きになった。水は冷たく、木漏れ日に風が涼しくて心地よかった。次の2段2mの滝は容易に登ることができた。
- しばらく進むと、この沢で一番大きい2段15m滝に着いた。滝のすぐ右手を登ったAさんが途中で行き詰まってしまった。結局、私が右の緩い場所を上まで登り、ロープを下げて確保しながら登ってきてもらった。続いてBさんを確保しようとロープを投げた時に、うっかりロープ全体を滝の下に落としてしまった。ロープの端部を自分のハーネスにつけるのを忘れていたのだった。仕方なく緩い場所を経由してロープを取りに戻った。取りに戻っている間にBさんは自力で上まで登ってしまった。
- 2段15m滝から少し登ると5m滝に着いた。水流脇は難しそうなので左側を巻くことにした。Bさんが「登るまねをするので写真を撮ってほしい」と途中まで登る事にした。ところが、登りすぎてしまい行き詰まってしまった。私が巻き道を通って上からロープで確保することにした。巻き道を通って上に出る間に、結局Bさんは自力で上まで登ってしまいロープを使う時間的余裕は無かった。「ドキドキした」との事だった。
- 次の2x4m滝を軽快に登って進んでいくと、奥の二俣に着いた。水量の多い右側に進んだ。更に進むと左脇から水が湧き出ているところがあった。沢はここから上には水が無かった。水を補給して1.5リットルにした。
- 枯れた沢を登って行った。標高850m付近まで登ったところで沢を離れる事にした。登山靴に履き替え左手斜面を登り始めた。手を使いながら足下の緩い斜面を標高差100mほど登ると支尾根に出た。支尾根には踏み跡があった。急登が終わりほっとした。
- 支尾根を5分ほど登ると稜線の登山道に出た。右手へいったん下って登り返すと熊倉山に着いた。ベンチが3つ有り一休みした。記念撮影をした。
- ミズナラなどの生える稜線を上り下りして登山道を進むとあずまやの有る浅間峠に着いた。浅間峠からは上川乗へ登山道を下山した。上川乗では約25分後にバス便が有ったが、そのまま車道を南郷へ戻ることにした。南郷に着く手前でバスに抜かされた。
- 手際が悪かったせいで、結局、予定より2時間ほど遅れて車の所に着いた。この日は山中では誰にも会わなかった。
- 久しぶりだったせいで翌日は筋肉痛に悩まされた。