- 今回は地図読み講習会への参加だった。参加者は講師1名を含め7名で平日にしては盛況だった。持ち物確認後、地形図の方角を合わせる方法(整置)を教わってから出発した。
- 歩き始めてすぐの歩道橋で、これから登る尾根を地形図と見比べて確認した。国道を歩き、水道橋の横を通るとやがて登山口の愛宕神社に着いた。ここで初めてコンパスを使って方位測定を行い、標高差、水平距離と合わせて表(ベアリング表)に記入した。
- 標高600mまでは谷沿いの道だった。600mで尾根に出た。少し黄葉がきれいだった。ここで2回目の方位測定をした。
- 尾根の合流点まで登ると紅葉がきれいになった。倒木に腰掛け、紅葉に包まれながら昼食休憩にした。
- 休憩後、コンパスでの方位合わせを繰り返しながら登って行った。紅葉がきれいな尾根は、やがて植林の登りになった。山頂手前に富士山だけが見える展望地が有った。
- 展望地から一登りで山頂に着いた。北側の展望が開け奥秩父の山並みがきれいに見えた。南側は植林地で富士山の方角だけ木が刈られていた。展望を楽しんでから記念撮影をした。登山者が1人やってきて下山して行った。
- 山頂からの最初の下りは急だった。講師から「地形図、コンパスはしまって両手を空けておいて下さい」と指示され、ロープを掴みながら下った。急坂が終わると右下がりの斜面を横切る道になった。斜面を進んでいくと山頂から北に伸びる尾根に出た。西日が当たり一層紅葉がきれいになった。木の間に三ツ峠山が見えた。
- 紅葉を楽しみながら稜線を進むと田野倉への道が左下へ分岐していた。今回は更に稜線を札金(さっかね)峠まで進んだ。植林に囲まれた札金峠で左折して、廃道になりかけた山道を下って行くと、先ほど別れた登山道に合流した。
- 平地まで下った所で右折して、水路横の歩道をのんびりと田野倉駅へと向った。振り返ると登ってきた九鬼山がくっきりと見えた。大木の根元に赤い小さな神社を見ると田野倉駅はすぐだった。
- 今回は地図読みを分かりやすくプロに教えてもらい有意義な講習会だった。