- 中束(なかまるけ)集落の外れ、二峰橋横にある林道入口でタクシーを下りた。舗装された林道を歩き始めた。暑いので日陰を選んで歩いた。アジサイが少し咲いていた。
- 登山口には車が4台駐車してあった。鳥のさえずりが多かった。
- 最初はアカマツの林だった。やがて広葉樹の雑木林になった。一登りしたところが笹峰休み場で、アカショウビンの鳴き声が聞こえた。
- 千刈からの道を合わせると細いブナの木が増えてきた。エゾハルゼミが鳴いていた。虚空蔵峰は南西方向の展望が得られ平野が見えた。
- 観音峰にかけてはエゾハルゼミの鳴くブナ林が続いた。観音峰からは光兎山が見えた。観音峰を下ったところには水場が有った。
- 雷(いかずち)峰は展望の良い山頂だった。トンボがたくさん飛んでいた。雷峰からは潅木の続く眺めの良い稜線になった。花崗岩の多い道だった。ヤマツツジが咲いていた。一輪だけしおれたヒメサユリがあった。
- 山頂は宮城県からの団体がいて25人ほどの登山者でにぎわっていた。汗がしたたり落ちて暑かった。トンボがたくさん飛んでいた。ガスが出てきて展望はなくなってしまった。
- 下りでもたくさん汗をかいた。出発時2リットル有った水も雷峰まで下山したときは100ccだけになっていた。観音峰手前の水場で冷たい水を補給した。水場への下り標高差は30mだった。
- 虚空蔵峰までのブナ林ではエゾハルゼミがたくさん鳴いていた。虚空蔵峰を過ぎるとセミの鳴き声はぴたっと止んでしまった。分岐で千刈コースに入るとアカマツが多くなった。最後の標高差120mは植林帯だった。
- 千刈登山口では宮城県からの団体と単独行登山者が出発準備をしていた。林道を千刈集落まで出た所で単独行登山者の車が止まってくれて中束集落まで乗せてくれた。
- 中束でタクシーを待つ間、売店でパンを購入した。「40人位登っている人がいた」と言うとびっくりされた。「今日は天気が良くて良かったですね」と言われた。