- 乙女渓谷キャンプ場先の広場に車を置いた。5台ほど駐車してあった。三ノ谷営林署小屋まで林道を歩いて行った。小屋の前には入山届記載所が有ったので届けを書いた。
- 小屋前からは山道になった。桧植林で道はジグザグに付いていた。No.1標識を見送り、No.2標識で休憩した。シャクナゲの木が有り、花びらがたくさん落ちていた。
- 植林が終わりコースが緩くなってくると、行く手にカブト岩が見えてきた。遠目にもシャクナゲがたくさん咲いているのが見えた。やがて廃道になった二ノ谷コースとの合流点に着いた。道標がヤブの中を指し示していた。道標がなければコースがどこにあったのか分からないほどだった。この付近にはツツジが多かった。ホトトギスなど鳥の鳴き声も増えてきた。
- カブト岩が近づくとシャクナゲの花が増えてきた。足元にはイワカガミがたくさん咲いていた。カブト岩は直登する道が崩落のため右側から巻く道が付けられていた。シャクナゲが満開で、さながらシャクナゲ鑑賞路と言った感じだった。登り着いたカブト岩からは御嶽山が見えた。
- カブト岩からわずかの登りで道は緩くなり台地状の尾根を上り下りするようなった。ツガやヒノキの樹林帯とシャクナゲが交互に現れるようなった。どのシャクナゲも満開だった。特に第二高原付近はたくさん咲いていて素晴らしかった。針葉樹林帯の林床にはショウジョウバカマが咲いていた。
- 山頂には登山者が10人ほどいた。360度の展望が得られた。空気が澄んでいて御嶽山が間近に見えた。山頂周辺のシャクナゲもきれいだった。
- 暑い日で、三ノ谷営林署小屋に戻ったときには水を2リットル近く消費していた。林道の途中にある水場で顔を洗い、気持ちが良かった。