- やまと天目山温泉で下車した登山客は他に一人いた。同じ湯ノ沢峠避難小屋に泊まるとの事だった。
- 登山口までは舗装された林道歩きだった。5年前の記憶はほとんど残っていなかった。途中には恩賜林の石碑が有り、植林50周年を昭和36年にやったことが書かれていた。回りは荒れた感じの雑木林だったので、100周年は恐らく実施されないだろうと思った。
- 登山口からは沢沿いの山道を登った。トリカブトが咲いていた。水場の水は少し小石が混ざっていた。水場からわずかで小屋に着いた。
- 早めに小屋に着いたので、峠から5分のお花畑まで行き、ワインを飲みながらくつろいだ。通り過ぎたハイカーに「良いですね~」と言われた。お花畑にはタムラソウが多く咲いていた。15時頃ににわか雨が降ってきたの小屋に引き上げた。
- 小屋の宿泊は6人だった。小屋は蛍光灯が付いていた。蛍光灯は21時に自動的に消えた。
- 翌朝は晴れていた。登山道は笹がかぶり気味で服が朝露に濡れた。白谷丸の手前でお花畑になった。ウメバチソウやタムラソウが咲いていた。白谷丸は南側の展望が開けていた。休んでいるうちに富士山の山頂部がうっすらと見えてきた。
- 白谷丸から黒岳の間は広葉樹林帯でカエデ類が多かった。太い木も多かった。黒岳は針葉樹に囲まれていた。黒岳からしばらくは単調な針葉樹林帯だった。川胡桃沢ノ頭付近だけ少し草原になっていた。
- 牛奥ノ雁ヶ腹摺山手前の鞍部まで樹林帯を下った後、草原の登りになった。登山者十数人とすれ違った。ウメバチソウが少し咲いていた。霧が出てきて牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂からは良い展望は得られなかった。
- 牛奥ノ雁ヶ腹摺山から小金沢山にかけては笹に覆われた山道が多かった。小金沢山山頂は木に覆われ、南側だけが少し開けていた。霧で良い展望は得られなかった。紅茶を沸かしてくつろいだ。
- 樹林帯を下っていくと狼平の草原に出た。右下に大菩薩湖が見えた。天狗棚山を越えて下りになると、やがて石丸峠に着いた。時々霧が晴れて青空が見えた。大菩薩方面から時々登山者が下りてきた。
- 石丸峠からはカラマツ林を下り、最後に少し登ると上日川峠に着いた。予定では裂石まで下山するつもりだったが、甲斐大和行きのバスが有ったので変更し、ロッジでチーズケーキとアイスコーヒーを頼んで、山行の疲れをいやした。