- 甲斐大和駅では登山者が多過ぎて1台のバスに乗りきれなかった。臨時便を出してくれたものの、「すずらん昆虫館前」でバスを下車して歩き出した時は予定より40分近く遅れていた。曇りだった。バス停上のキャンプ場に入った所に新しいトイレが有った。
- 山道は新緑が綺麗で歩きやすかった。やがて右側がカラマツの幼木になった。林道に出るとすぐにコンクリート舗装になった。林道が広くなったところで最初の休憩をした。
- 再び山道に入った。動物よけのネットの横の道だった。ネットの扉を通り過ぎてしまい、一番奥のネットの低くなったところを乗り越えた。標高1708m地点の少し広くなった所で次の休憩をした。
- 尾根を更に登って行った。空気が冷たく寒くなった。シラカバが少し生えていた。パノラマ岩からは雲に隠れた周囲の山々が見えた。
- 立ち枯れの木が多くなり笹原になると、やがて最初のピーク、牛奥ノ雁ヶ腹摺山に着いた。二人ほど登山者が休んでいた。風が少し冷たかった。南側が開けていた。雲が多くて今一歩の展望だった。時間も押していたので早々に出発した。
- 所々に笹原になる道を進んでいった。最後に一登りすると小金沢山に着いた。南側に展望が得られた。遠くの山は雲の中だった。登山者が6人休んでいた。やがて反対側から登ってきた3人組登山者が「あれが何とかの雁ヶ腹摺山ですか」と我々に確認してから足早に進んでいった。しばらくするとトレイルランナーが走ってきた。どこから来たか聞くと「笹子駅から登ってきて、大菩薩嶺を通って裂石へ下山する」との事だった。ロングコースなので驚いた。「滝子山が結構きつかった」と言っていた。
- 小金沢山からは樹林帯になった。木の根と岩が多く、登り下りが多かった。バイカオウレンが咲いていた。やがて明るい笹原に出た。相変わらず登り下りが多かった。石丸峠手前の天狗棚山は左側を巻いたら笹が深くて、かえって時間がかかってしまった。
- 笹原のきれいな石丸峠で最後の展望を楽しんだ。風が爽やかで下には大菩薩湖が見えた。小屋平への下りは少し急だった。
- 小屋平から少し下り、沢を数回渡って登り返すと、今回の終点の上日川峠のバス停に着いた。
- 帰りのバスは15分ほど遅れ、甲斐大和駅では予定の電車を逃してしまった。1時間近い待ち時間を駅前のお店で打ち上げをして有効に過ごし、充実した山行に満足した。