- 初日は白樺湖を歩いて一周することにした。池の平ホテルで腹ごしらえをしてから歩き出した。最初、ファミリーランドの方に向かったところ、通行止めになってしまった。戻って車道沿いのランニングコース一周(3.8km)を歩く事にした。積雪は7-8cmだった。
- 対岸まで来るとベンチがあったので一休みした。3/4程度凍結した湖からは白い蓼科山がきれいに見えた。
- 歩き終わる頃は疲れて足取りが少し重くなっていた。夜は宿で地物の白ワインを飲みながらイタリアンのごちそうを食べた。
- 二日目は車山の肩まで車で登り、駐車場に車を置いて歩き始めた。晴天だった。積雪は7-8cmで、よく踏み固められていて歩きやすかった。道が回り込むと、前方に富士山がくっきりと見えた。時々冷たい風が吹いた。草やかん木には霧氷が着いていた。登り途中で数人のハイカーとすれ違った。いずれも若い単独行者だった。
- 車山山頂にはレーダードーム、神社、新しく作られた展望テラスがあった。数人のハイカーが休んでいた。展望テラスへ続く木道は薄く雪が付いていて滑りやすかった。木道の横の地面を歩いて進んだ。テラスの入口にはアイゼン禁止の表示があった。テラスに上がって正面の南アルプスを眺めた。八ヶ岳方面は山頂部に雲がかかっていた。山頂直下のスキー場はオープン前で盛んに人工降雪機が動いていた。
- 神社の横を通ると、すぐ下に緊急避難所が有った。入って昼食休憩にした。Aさんが持ってきたミネストローネとおしるこで体を温めた。
- 休憩後、車山乗越に向け歩き出した。最初はスキー場の迂回ゲレンデの下りだった。すぐ先をコートを着た観光客二人が下っていた。観光客はそのままゲレンデを下って行ったので、途中で分かれて急な斜面を下った。
- 車山乗越からは湿原を車山の肩に向けて木道を歩いた。木道の積雪は10-20cmで、よく踏まれていて歩きやすかった。正面には車山の肩の山小屋が見えていた。少し登りになると美ヶ原が見えてきた。振り返ると車山山頂のレーダードームが見えた。
- 車山の肩の山小屋(コロボックルヒュッテ)は、煙突から煙が出ていて「営業中」の表示が出ていた。少し惹かれるものは有ったが、そのまま車の所に戻り山行を終えた。この日は穏やかな好天で楽しいスノーハイクを堪能する事ができた。
- 帰りに白樺湖脇を車で通ると、前日よりも白樺湖の凍結が広がっていた。