- 夜間の雪のためタクシーは標高700mでスリップして登れなくなってしまった。タクシーを下り、ところどころ氷った車道をドンデン山荘まで登った。山荘付近は2-3cmの新雪が積もっていた。
- ドンデン山荘から車道を少し下り青粘(あおねば)峠への山道に入った。青粘峠からマトネまでの山腹はカタクリが斜面一面に有った。気温が低いためか花びらは閉じていた。マトネは展望が良く、金北山への稜線が見渡せた。灌木の下には花びらを閉じたカタクリがたくさんあった。
- イモリ平への道は草原やガレキの斜面が多く、風が強かった。イモリ平には立派な水場標識が有った。雪に覆われ水場がどこにあるのか分からなかった。
- 予定より遅れていたので、少し急いで菖蒲池に向かった。アップダウンを繰り返しながら次第に登って行った。ところどころに有る新しい切り開きでは、カタクリを踏んづけるような感じで登っていった。
- 菖蒲池に近づくに従い雪が増えて行った。菖蒲池の回りは一面の雪だった。金北山への最後の登りはピッケルがほしいような急坂だった。キックステップを使い、木の枝をつかんで慎重に登った。
- 金北山山頂には二つのレーダードームにはさまれて社が有った。社の軒下に腰掛け両津の街並みを見下ろした。同行の岡田さんが携帯で帰りのタクシー予約を確認してくれた。
- 防衛庁の管理道路を白雲荘まで向かった。途中にブナ林が有った。ブナ林を過ぎたところで振り返ると金北山が見えた。