- 前日、鳩待峠の駐車場の横に山口さんのテントを張って宿泊した。朝のテント内の気温は8度だった。
- 軽く朝食を食べて出発した。尾瀬ガ原には、雪はほとんど無く、点在する池に燧ガ岳と至仏山が反射して美しかった。朝早いので写真の撮影者を5-6人見かける程度だった。ところどころ、もうミズバショウが咲いていた。
- 東電小屋で休んでいる間に追いついてきた小里さんも景鶴山に行くとのことだった。一緒に登ることにした。
- 笹山への登りはヤブだった。結局、最初の登り、標高差で200m位まではヤブこぎだった。標高1600m付近からようやく雪道になり歩きやすくなった。
- 景鶴山は笹山を下ったところあたりから時々見え始めた。登るに従い三角形に尖ってきて、スマートなピークになってきた。
- 山頂直下の最後の急登で、先に登った岸本さんに念のためロープを張ってもらった。
- 山頂からは平ガ岳,至仏山が見えた。少し下がった地点からは燧ガ岳が見えた。4人で登頂の握手をし、記念撮影をした。
- 山頂直下の下りでは登りに通った稜線の北側は急なので、稜線上のヤブを忠実にかき分けて進んだ。出だしで1.2m位のスノーブリッジが有ったが、後はこちらの方が登りに通った所より楽だった。
- 山口さんは、行きに笹山付近のヤブでノートを落としたので、帰りに探しながら戻ったが結局見つからなかった。ヤブの中で行き帰り同じ所を通るのは難しかった。
- 東電小屋に着いてほっとした。しかし、東電小屋から鳩待峠までが長かった。