- たんばらセンターハウスの駐車場は満車だった。駐車場手前の路肩に駐車して歩き出した。
- 紅葉はちょうど見頃だった。多くの登山者が進む方向とは分かれて林道を進むと玉原湖のほとりに出た。湖畔の道を進んでいくと、木を輪切りにして立てたベンチが有った。座って休んだ。対岸には山頂部にうっすらと雪が付いた武尊山が見えた。
- ベンチからはすぐにブナ林の登りになった。黄葉がきれいだった。やがて平らになり、稜線の分岐点に着いた。一休みした。周囲にはアスナロの木が多かった。
- 分岐点を迦葉山へ向かった。アスナロ、ブナ、ミズナラの木が多かった。黄葉がきれいだった。途中で右の谷からヘルメットをつけた女性が登ってきた。沢靴を履いていたので、驚きながら「沢登りですか?」と聞くと「ええ、そうです」との返事だった。すぐ後から連れ合いの男性も登ってきた。
- やがて稜線から左手に下って広い平坦地に出た。平坦地の中央に水の流れが少しだけ有った。周囲はブナ、ミズナラ、トチの森で黄葉がきれいだった。平坦地の終わり付近に小さな湿原(白樺湿原)が有った。黄葉がきれいだった。
- 小さなピークを越え、最後に一直線の登りを進むと迦葉山山頂に着いた。南側の展望が得られた。周囲の紅葉がきれいだった。少し風が冷たかった。狭い山頂は7人ほどの登山者でいっぱいだった。少し待って他の登山者が下山した後に山頂に上がった。白ワインで乾杯してゆっくりと過ごした。
- 山頂からの下りは急坂だった。黄葉がきれいだった。やがて大岩の間を通ると和尚台に着いた。大きなオーバーハングした岩の途中に社が建っていた。
- 次第に黄葉が少なくなってくると迦葉山のお寺(弥勒寺)に着いた。お参りの人が10人ほどいた。お札を持った女性が我々の姿を見て「登れるんですか?」と聞いてきた。「迦葉山に登れるんですよ」と答えるとびっくりしていた。「紅葉がきれいでした」と教えてあげた。
- 弥勒寺からは旧参道を下った。太い杉の木が多かった。途中で車道に出た。大きな山門の横を通って車道を下っていくと迦葉山バス停に着いた。
- 車を回収するためにバスでたんばらセンターハウスに戻るAさんを見送ってから、沼田行きバスが来るまでの1時間近くをバス停で過ごした。夕陽に赤く染まり始めた迦葉山が見えた。