- 今回はテント泊で5人パーティーのリーダーだった。快晴だった。タクシー2台で着いた登山口の作場平は、駐車場から車があふれ、路肩にも多く停まっていた。腹ごしらえをし、テント装備を分担してから歩き出した。
- 紅葉のきれいな道だった。足下にはミズナラのドングリがたくさん落ちていた。下りてくる人も多く、「朝5時には駐車場は満車だった」と言っている人もいた。ガツガツ登っている人は少ない感じで、楽しみながら歩いている人が多かった。
- 笠取小屋に着いた時には、まだテントも少なかった。管理人さんに指定された場所に2張り張った。水くみした後、缶ビールを購入し、しばし懇談した。風はほとんどなくて快適だった。手造りのスモークチーズやゆでピーナッツなど趣向をこらしたつまみに舌鼓を打った。やがてテントも増えてきて最後には約30張になった。夕食は、暖かいおでんなど各自工夫して温まりながら食べた。真っ暗になってからは一つのテントに集合し二次会をした。
- 翌朝は快晴で冷え込んでいた。ラーメンやコーヒーで温まってから、軽い荷物で出発した。岩場が少し有るのでストックはテントに置いて行った。
- 木が敷き詰められて、よく整備された登山道だった。霜柱の出ている道をわずかに登ると、三河川(多摩川、荒川、富士川)の分水嶺に着いた。目指す笠取山や富士山が見えた。
- 更に急坂を登ると笠取山山頂に着いた。快晴の展望を楽しんだ。少し強い南風が吹いていた。小休止後、岩場を進むと笠取山最高点に着いた。通りがかりの人に集合写真を撮ってもらった。
- 稜線を進んで少し下ると縦走路に出た。紅葉のきれいな縦走路を少し戻ると水干(みずひ)に着いた。ベンチが有ったので一休みした。休憩後は緩い下りを通って笠取小屋に戻った。
- 笠取小屋周辺は温かになり日帰りの人も多くなっていた。テントを撤収し、管理人さんに挨拶してから出発した。
- 樹林帯を少し下ると見晴らしの良い雁峠(がんとうげ)に着いた。風が強かったので、少し下った樹林帯で紅葉を楽しみながら昼食休憩にした。
- 最後は徒渉も有る沢沿いの道を紅葉を楽しみながら新地平まで下った。
- 西沢渓谷からやってきた帰りのバスは混雑していた。久しぶりのすし詰めのバスに1時間あまり揺られて塩山駅に戻った。電車で立川まで出て打ち上げをした。