- 前日は、山麓の山田牧場でテント泊した。今回の参加者は10人だった。シートを敷いて丸く集まり、持ち寄った食べ物を食べながら夕食を楽しんだ。他のグループでは暗くなってから焚き火を楽しんでいる人達もいた。
- 翌朝は曇り空だった。テントに余分な荷物を置いて、隣りのテントの住人に「気をつけて」と声をかけられながら出発した。
- 歩き始めると、すぐに牧場の入口に着いた。電気柵が有り、足元には白い消毒用の粉がまかれていた。柵のワイヤーに触れないよう注意しながら柵をいったん取り外して牧場に入った。冬はスキー場のゲレンデになる広々とした牧場では、端の方に牛が7-8頭いた。登山道には目印のポールが立っていた。道脇にはアケボノソウが咲いていた。
- ゲレンデ途中で右横の登山道に入った。あまり人が通らない様子で軟らかい道だった。周囲は樹林帯だった。登って行くと再びゲレンデに出た。
- ゲレンデが終わると急登の登山道になった。ロープを掴みながら滑らないよう注意して登った。
- 舗装の林道にいったん出た。槍ヶ岳や妙高山が見えた。すぐに登山道に入り再び急登になった。急登が終わり平坦になっても岩と木の根で歩きにくかった。最後にネマガリタケの切り開きを通ると迂回してきた舗装の林道に出た。
- 林道を一登りで「峠の茶屋」に着いた。まだ時間が早いせいか誰もおらず、ちょうど車でやってきた山慣れした感じの夫婦が登り始めた所だった。
- 「峠の茶屋」からはジグザクの階段の道だった。少しにわか雨が降った。最後はロープの付いた岩場の登りだった。
- 山頂には大きな岩と小さな祠が有った。眺めが良く、北アルプスが横に連なって見えた。先着していた夫婦に集合写真を撮ってもらった。
- 「峠の茶屋」までの戻りでは子供連れの家族4人を含め登山者9人とすれ違った。「峠の茶屋」は営業を始めていた。
- 「峠の茶屋」から林道への出口まで林道を迂回した。車が数台通った。天気は良くなり青空が広がってきた。登山道に入り、ゲレンデまで下ると牛がゲレンデの中央まで出てきていた。のんびりと草を食べる牛のすぐ横を通ってテントに戻った。