- 寺前駅から田畑の中の車道を歩いた。粟賀の町を通過して更に歩き、グリーンエコー笠形前バス停のところで右折すると車道の登りになった。グリーンエコー笠形の設備を横目で見ながら登山口まで登った。
- 登山道は良く整備されていた。回りは杉と桧の植林帯だった。やがて分岐が有った。右手をわずかに進むと滝見台に着いた。半分氷った扁妙の滝が下の方に見えた。風が冷たかった。
- 分岐に戻り山道を登って行った。三合目からは山腹を巻く道になった。照葉樹が多くなった。五合目は沢になっていて「水辺広場」との標識が有った。下りて来た登山者に「滝に行ってみましたか?氷っていてきれいでしたよ」と言われた。五合目から七合目にかけては杉の植林帯だった。七合目の先にはアセビが多く、「アセビの森」との標識が有った。
- 最後は少しトラバース気味に登って行くと笠ヶ丸と笠形山との鞍部に着いた。アカマツやアセビの多い稜線をまず笠ヶ丸へ行ってみた。笠ヶ丸にはあずまやが有った。小雪が降り出した。あずまやの中で少し凍えながら休んだ。4人ほど登山者がいた。雪は次第に本降りになった。
- 笠ヶ丸を後にし、山頂へ向かった。最後の急坂を登ると山頂に着いた。登山者が二人いた。二人はすぐに下山して行った。あずまやに腰を下ろし休んだ。見上げるとあずまやの屋根は半分無かった。横殴りに降っていた雪はやがて小降りになり、青空がのぞいてきた。瀬戸内海が日の光に輝いて見えた。
- 下りは反対側の大屋方面へ向かった。山頂から下ったすぐのところで少し迷い右下に下りるべきところをまっすぐに進んでしまった。戻って右下に下って行くと岩場が有り鎖が取り付けられていた。岩場の先の急坂を下って行くと縦走路からの分岐が有った。右へ曲がり潅木の急坂を下った。やがて植林帯になった。小さな沢を過ぎた後、水場「天邪鬼の力水」が有った。回りは植林帯だった。
- 林道を横切り、龍ヶ滝の先で小休止した。この付近は杉植林と照葉樹の混ざる森だった。龍ヶ滝の10分ほど下で林道になった。最後は車道を大屋バス停まで下った。大屋バス停の少し先から笠形山が見えた。
- バスの乗客は西脇市駅に着くまで一人だけだった。