- 姫栗バス停前でタクシーを下車し、車道を歩き始めた。快晴で日差しが暖かだった。前方に笠置山が見えた。
- 広い車道から狭い車道に入って登って行くと、姫栗ふれあい広場に着いた。学校跡のような広々したところだった。端の方にオオイヌノフグリが咲いていた。初老の夫婦のハイカーがやってきて、「これから登るのか」など聞かれ少し立ち話をした。
- 更に車道を登り、別荘地のような所を過ぎると、未舗装の林道になった。やがて車も通れない荒れた林道跡になった。植林帯で、沢の音が聞こえていた。
- 笠置山林道と交差した所には駐車場とトイレが有った。車が1台停まっていた。林道を横切ると階段の付けられた山道になった。プラスチック製の疑似木の階段が続いていた。植林帯の中を登って行った。
- やがて姫栗林道に出た。舗装された路面には雪が残っていた。車が1台ゆっくりと下って行った。右に林道を少し進むと山道の続きが有った。再び階段の山道になった。周囲は植林で林床には笹が生えていた。
- 稜線に出たところはT字路になっていた。右手へ「ぶな林」の標識を見ながら自然林を少し登ると山頂の神社に着いた。単独行が休んでいた。神社の裏手に回ると岩が有り、岩の上に山頂標識が有った。山頂の北側は雪が残っていた。一つ先の岩からは展望が良さそうなので行ってみる事にした。少し下って10cm位の雪を踏みながら岩まで進み、よじ登ると北側の展望が開け御嶽山が見えた。
- 帰りは往路を下山した。階段なので歩きやすく、どんどん下った。林道跡になると歩きにくくなりペースダウンした。最後は日当たりのよい車道をバス停まで戻り、程なく着たバスに乗り込んだ。バスの乗客は他に一人いるだけだった。