- 自宅から出発点の高源院までは歩いて向かった。高源院は静かなお寺だった。誰も訪れている人はいなかった。烏山川水源の小さな池(鴨池)には亀と鯉が泳ぎ、アオサギがじっと獲物を狙っていた。まだ涼しい時間帯だったので、池を見ながらの涼を味わった。黄色い睡蓮(コウホネ)の花の間を鯉がバサバサと泳ぐ音だけが聞こえていた。
- 光源院を出て烏山川のスルーハイクに出発した。かつての烏山川沿いに歩いて行き、中央高速をくぐった先の「木の公園」で最初の休憩をした。中央に大きなスズカケの木のある公園だった。公園の端にはツツジが咲いていた。良い天気だった。ベンチで昼寝をしている人がいるだけで他の人はいなかった。
- 更に烏山川沿いに進んで、甲州街道、京王線と相次いで交差した。団地の中の道から学校脇の道へと進んだ。木陰の続く道で「烏山ふれあい散歩道」との標識があり、涼しくて快適だった。環八(環状八号線)沿いの歩道に出ると車の音がうるさかった。
- 環八沿いの道が終わると芦花公園(蘆花恒春園)に着いた。広い公園で木陰が涼しかった。人は少なかった。奥には花壇が有り、きれいな花々が咲いていた。木陰のベンチで心地よい風に吹かれながら一休みした。
- 芦花公園を出発すると、やがて緑道として整備された道になった。ツツジをはじめとする様々な花が咲いていた。車も来ないので気分良く歩いた。歩く人も少なかった。
- ツツジの花を見ながら進んで行くと小田急線と交差したところが「石仏(いしぼとけ)公園」だった。子供たちなどが15人程遊んでいた。脇に小さな石仏が有り、中央には噴水が有った。蒸し暑くなってきた。ベンチで一休みした。「石仏公園」から経堂駅の南側付近までの間が、散歩している人が一番多かった。きれいな花壇も多かった。
- 東急世田谷線の「宮の坂」駅前で食料を調達し、少し進んで豪徳寺の先まで来ると世田谷城址公園だった。戦国時代の小さな城跡で、丘の周りには木が茂っていた。木陰のベンチで昼食休憩にした。ちょうど暑い時間帯で休んでいる人はほとんどいなかった。
- 若林踏切で環七(環状七号線)を渡ってしばらく進むと太子堂(たいしどう)小学校だった。ベンチで一休みした。花壇にはきれいな花々が咲いていた。世田谷区の係の人がちょうど掃除をしながら手入れをしていた。
- 賑やかな三軒茶屋銀座と交差して進むと北からの北沢川緑道と合流した。ここからは目黒川緑道と名を変え、人工の水流が脇に流れていた。流れには鯉と鴨が泳ぎ、脇の花壇にはきれいな花々が咲いていた。日差しが強いせいか散歩する人はまばらだった。
- 池尻大橋駅近くの国道246号線玉川通りに出たところで緑道が終わりスルーハイクが終了した。ベンチに腰掛け一休みした。日差しが強く、長い時間は休んでいられなかった。
- 今回は更に自宅まで西日を浴びながら歩いて帰った。自宅に帰り着いたときは、くたくたになっていた。