- バスを下りて坂の車道を登り始めた。すぐにワサビ田の間の登りになった。畳6枚ほどの段々になったワサビ田が野球場ほどもあろうかと思われる広さに渡って続いていて、なかなか壮観だった。
- 杉植林帯の中の林道を登っていくと山道入口に着いた。石仏群まで登り40分、下り20分の表示が有った。山道を登っていくと、途中の沢の先、杉林の下に六体の石仏が有った。
- やがて山道終点の石仏群に着いた。どの石仏にも赤い布がかけられていて、手入れが行き届いている感じがした。
- 石仏群からは踏み跡をたどって登っていった。二度ほど岩に行く手を阻まれ、行きつ戻りつしながら登っていった。
- 山頂は樹林に囲まれていた。枝の間から周囲の山々が見えた。よく見ると周辺の木には黄色い花がひっそりと咲いていた。
- 踏み跡が更に先まで続いていたので行ってみた。ツバキやアセビの咲く岩混じりの尾根を進んでいくと、松が一本立つ尾根の先端に着いた。360度の展望が得られた。
- 山頂に戻って荷物を回収し、元来た道を下山した。不明瞭な踏み跡で迷いそうになったが、記憶を頼りに何とか石仏群まで戻った。石仏群からは杉植林の下を軽快に下った。最後にバス停近くの店で地元産の「わさび漬け」をおみやげに買ってバスに乗り込んだ。