- 豊永駅はうっすらと雪が積もっていた。跨線橋が滑りそうだった。駅前から車道を少し歩き、標識に導かれて山道に入った。
- 小雪が舞い、登山道にはうっすらと雪が積もっていた。「澄んだ空気と木々の緑を浴びて」と書かれた標識が標高350mの所にあり、小休止した。回りは杉の植林帯だった。
- 野仏の有る小さな尾根を越えると、すぐに佐賀山の集落に着いた。舗装路に出た所で休んだ。小休止後、集落の車道を登った。滑りやすかった。15分ほど進んだところから再び山道に入った。標高870m付近の小さなケルンの先で小休止した。休んだところの少し先に水場が有った。
- しばらく杉植林帯を進んで行くと吊橋が有った。吊橋を渡り山道を登って行くと、舗装された車道に出た。車道を少し登ると龍王ノ滝の駐車場に着いた。駐車場から山道を一登りで龍王ノ滝に着いた。積雪は2-3cmだった。
- 滝の左手の階段を登り、しばらく進むと定福寺奥ノ院が有った。直上するゴロゴロ八丁経由の道を分け、右手に入る真名井ノ滝経由の道を登った。真名井ノ滝は半分氷っていた。滝の右手の梯子状の階段を登った。
- 潅木が多くなってくると視界が開けてきた。横に梶ヶ森山荘が見えた。天狗ノ鼻からは太平洋も見えた。天狗ノ鼻は少し風が有ったので、手前の風の無いところで休憩した。木々に綿のようについた雪がきれいだった。
- いったん下って登り返すと山頂だった。積雪は5cm位だった。この日登ったと思われる単独行の足跡が有った。記念撮影をした後、予定より遅れていたので早々に出発する事にした。
- 下りは北の尾根に入った。あまり歩かれていない雰囲気で笹がかぶり気味だった。雪が付くのでレインウェアのズボンの方だけ着た。ブナの混ざる自然林の気持ちの良い尾根だった。ところどころに赤テープが有った。
- 標高1100m付近で踏み跡が錯綜し道が分からなくなった。地形図に従って左手の谷の方へトラバースした。谷に出た後は谷沿いに下った。ところどころに青テープが有った。
- 下りにくい沢を標高800m近くまで下ると登山道に出て仙促分岐に着いた。少し下って車道に出た後、道標に従って段々畑の間を下った。予定より遅れていたので列車時刻を調べなおした。列車の間隔が2時間近くあいていて余裕が有ったので星神社で一休みした。
- 大田口の駅周辺には食べ物の店は無かった。大歩危で特急に乗り換える時に、ようやく食料と暖かい飲み物にありつくことができた。